2014.02.18
小学生の頃。
スキー場でリフトに乗っている間、
暇なんで、足下を眺めながら、
父から、雪上に残る動物の足跡について教わりました。
「あれがウサギで」
「これがキツネで」
「あ、カモシカ」
みたいな感じですね。
雪の上に残る足跡が、
秘密裏に動く生物の行動を教えてくれて、
スキーそっちのけで興奮したりしたんですが。
そんな幼い頃の記憶を懐かしみながら
学内を歩いてみますと、
雪の上に残された痕跡が、
色んなことを教えてくれます。
…2匹の邂逅の跡かしら、とか。
この猫は氷の上も渡るのか、
とか。
この自転車は何を考えて
この経路を取ったんだろうとか。
雪は自分で考えている以上に、
自分の痕跡をキレイに残してくれます。
雪による美術品もその一つでしょうか。
春休みに入って、
学生の皆さんがすっかり少なくなった大学構内ですが、
(人間も含め)色んな生き物が活動していることを、
残された色んな跡が教えてくれます。
……個人的には、
見ぬ植物園内に生息しているというリスの痕跡を
見つけてみたいんですが…。
…さすがに足跡は…ないかな。軽いしな。