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Center of Community という事業

2015.02.24

「ぜひ取材にいらしてください。」

そういうお誘いを受けたので、初めて行ってきました、COC推進室へ(^^)。

ところで、みなさん。
【COC】って何の略だか分かりますか?

最高経営責任者?…それはCEO

助けを求める際の合図?…それはSOS

ロマンティックが止まらない?…それはCCB

うん。これ、ベタなお約束の前ふりですね…。
失礼しましたっ。

さて、本題のCOC。
これは、文部科学省のプロジェクト
 地(知)の拠点整備事業 =Center of Community 
の略称なのです。
岩手大学もこのプロジェクトの採択を受け、平成25年度より

【~地域と創る~いわて協創人材育成+地元定着プロジェクト】

として活動を展開しています。

とはいえ、その事業内容たるや、教育や研究・社会貢献・震災復興など非常に多くの分野が絡んでおり、一言では説明が難しい…。そこで、今回は「教育」の分野に軸足を置いた形で、COC推進室長の脇野先生にお話を伺いました。

まず。
COCの目的ですが「自治体等と連携し、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を進める大学等を支援することで地域再生・活性化の拠点となる大学の形成を目指すこと」だそうで。
さらに簡単に言うと「地域に目を向けて(志向して)、地域の力になる大学となる」という目的に対し、教育や研究などからアプローチして地域を賑わせましょう!となるでしょうか。

この目的に向かうため、岩手大学COC推進室では様々な展開をスタートさせているわけですが、その一つとしてまず、学生さんに岩手を知ってもらう!というカリキュラムをスタートさせるそうです。実際には、震災の影響残る沿岸地域での学修が必須になるとのことでした。

岩手大学の持つ重要なミッションに「地元定着」という言葉を掲げています。この観点からも、全国から入学する学生さん達に「岩手」という土地を知ることは大切ですもんね。

室長の脇野先生からは、
 ・慣れた視点からは気づけないことも、感性が新鮮な学生さんなら気づくことが多い
 ・そんな感性で感じた地域との空気感が学生さんの支えになるのではないか
などをお聞きし、確かにその通りだなと実感しました。

しかし、気づくだけではもう一つ足りない。気づきを養ってこそ、初めて教育と言えるわけです。

そこで。
COC推進室では、PBL型授業の導入も進めているとのことでした。
PLB型授業とは、チームで話し合いながら様々な課題を見つけたり問題を解決したりする教育法の事だそうで。
個人の主体性やファシリティー性の向上に効果がある手法なのだそうです。

このPBL型授業について、ちょうど来週(3/6)に学内研修会が開催されるとのことでした。
最近注目されているこの手法。ぜひご興味のある方は、是非ご参加ください。

と、もっと説明したいこのCOC事業。
まだまだ書き足りないことばかりなのですが、今日はまず、プロジェクトのご紹介に留めておきます。
実際の授業の様子などは、ぜひ後日の岩大エキスで(^^)。

ファイル 1920-1.jpg

COC推進室の先生方のお写真で今日の記事を締めます。
もっとCOCについていろいろと知りたい!という方は、ぜひ、学生センターA棟3階の「教育推進機構」まで(^^)。

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PBLに関する学内教職員研修
【日時】平成27年3月6日(金)14:30-17:00
【場所】学生センターB棟1階「多目的室」
【対象】教員・研究員、職員
 ※岩手大学関係者のみとなります。ご了承ください。

◆岩手大学COC事業「地域と創る"いわて協創人材育成+地元定着"プロジェクト」
 http://coc.iwate-u.ac.jp/index.html