記事一覧

正しく使おう RI

2016.03.18

例年この時期に開催されている、RI講習会。
岩大エキスでも2012年2014年に潜入なり受講なりをしてご紹介してきましたが、今年も例によって受講対象となりましたので、今週の月曜日、しっかりとお勉強してまいりました。

講習開始の午前9時が近づいてくると、受講生達が入り口に列を作り始めました。
ファイル 2193-1.jpg
大体全員入り終えたかな―、って辺りでざっくり数えてみたところ、全体で65名ほど。そのうち新規が30名ほど、といった所だったでしょうか。
毎年のことながら、岩手大学でもこれだけの構成員がRIを利用して研究を進めているんだな―、それだけRIが世の中の役に立っているんだな―、と感じます。

定刻になると、配布された資料を元に講習は進みます。
ファイル 2193-2.jpg
こちらで計5種類、70ページにもなる資料群で、ほぼ全域にわたって講義が行われます。
全員必須の午前の部は法令関係がメインだったので、おおよそ昨年と同じような内容になってますが、その中にも、昨年都内で発見された放射性物質の報告例だったり、今年5月に開催される伊勢志摩サミットに関連して、原子力規制委員会や警視庁から通達のあった「伊勢志摩サミット等に開催に伴う原子力事業所等の施設・設備の保安管理体制及び保安確保について」など、新しい内容が盛り込まれてきています。
やはり扱うモノがモノだけに、社会情勢なども内容に反映されてきますね。

会場内には資料のほか、サーベイメーター
ファイル 2193-3.jpg
も置かれていました。
初回受講者対象の午後の部で説明されたのでしょう。
私も数年前、目にした覚えがあります。
ええ、覚えてますとも。

また、室内二箇所にはカメラの用意も。
ファイル 2193-4.jpg
出張などで、どうしてもこの日に受講できない対象者は、日と場所を改めてビデオ受講してもらうための物だとか。
とは言え、以前この形式で受講した経験者に聞いたところ
「事務室横のロビーみたいなところで、3時間ずっと画面見とるのはしんどいわー」
とのことだったので、この講習会は極力都合をつけて参加したほうが良いようですよ。

放射線は、正しく使うと非常に有益ですが、使い方・扱い方を誤ると甚大な被害が発生する恐れがあります。
その認識を再確認する意味でも、とても有益な講習会でした。