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とある神事

2017.11.22

皆さん、覚えていますか?
「鞴」
これの読み方。
 
 
 
 
正解は、こちらのエントリーにあるように、
「ふいご」でしたね。

リンク先のエントリーでご紹介のあったとおり、炉や鋳造を行うところでこの時期行われる、鞴祭り。
今日はその鋳造や金型について研究・実験する「ものづくり研究センター」の、鞴祭りが開催されております。

会場となる「ものづくり研究棟」ですが、竣工時にはテレビのニュースにも取り上げられたりしたように、まさに岩手大学鋳造関連研究のど真ん中!な施設なわけです。
そして鞴祭りは、この施設ができる前から、鋳造関連の研究を続けてきた研究室でずっと続けられてきた、由緒ある神事となります。

事前の案内によると、今日は午後から、当センターの特別講演会が開催され、3Dプリンターや鋳造に関する講演があり、それに引き続く形で鞴祭りが行われます。

こちら開催前の祭壇の様子。
ファイル 2621-1.jpg
例によって、榊や鯛、寿留女に昆布、柿、蜜柑、お酒などなど、神様へのお供えの品々が並べられております。

定刻近くになると、会場内には参加者が続々と集まってきました。
ファイル 2621-2.jpg

定刻になると、学生さんの司会により、鞴祭りが始まりました。
祭司入場の後
 降神の儀
 祝詞
 御祓
 昇神の儀
と、式は進みます。
ファイル 2621-3.jpg
長年続くからこそなのでしょうか、祭司役の学生さんの祝詞、お上手でしたよ。

つつがなく式が終わると、この場所で情報交流会が催されます。
今回の鞴祭りですが、センターの関係者や学生さんは勿論のこと、一般企業の方の姿も多く見られ、ざっとですが、50人以上の方が参加された模様です。
これもやはり、伝統工芸である南部鉄器はもとより、鋳造に関する様々な研究を通じて構築されたつながりがあってこそなのでしょう。

今年一年の安全、心よりご祈念申し上げます。