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ソレコン

2018.01.22

今日は、とあるコンテストのお話です。

そのコンテストとは、「ソレコン」

はて?
「コン」はコンテストでいいとして、
「ソレ」はいったいドレのことでしょう??
 
 
その答えが貼られていたのは、理工学部機械科学コースの掲示板。

ファイル 2656-1.jpg
鮮やかな赤色を大胆に使ったポスターが、存在感を放っており、
そこに黄色で書かれている、「ソレコン」の文字がまた目を引きます。

そしてその文字の背景に描かれている、四角柱から割れた円柱が生えたような物体。
それこそが、ソレです。

それがソレと言われても、それはなんなのか、ソレは正式名称なのか、
それはどう使うのか、それすらわからない方が多いと思われる、ソレ。

それではソレについて、それとなく説明してみましょう。

ここでいう「ソレ」とは、「ソレノイド」の「ソレ」です。
先ほどのポスターにも、黄色の英文字で
SOLENOID
と記載してあるのが読めます。
ファイル 2656-2.jpg

機構としては、電気を流すと、円柱状の物が出たり入った入りする素子になります。
電力を、直線運動に変換する装置、とでも申しましょうか。

こんなソレノイドを使って、なにかすごいもの作ってみましょー!
というコンテストになります。

主催は、ソレノイドメーカーの「タカハ機工」さん。
コンテストのホームページを見てみますと、過去の受賞作品なども見ることができるんですが、
「ほほー」というものから、「なんじゃこりゃー」というものまで、様々な視点でソレノイドが利用されていました。
ちなみに、賞としてイグノーベル賞ならぬ「イグソレコン賞(あまりにバカバカしく役に立たないもの)」も用意されています。

また、審査委員長に 、明和電機(※) 代表取締役社長の土佐信道氏、
(※電機屋ではなく、アートユニットです)

特別審査員に、漫画家の見ル野栄司氏を迎えて、万全の体制で厳正なる審査が行われている模様です。
 
 
ポスターはこのように大学に貼られていますが、応募資格は「ものづくりが好きな人ならだれでも」とのことですので、
ソレノイドに興味がある方
ソレノイドの地位向上に尽力したい方
土佐氏、見ル野氏のファンの方
などは、応募してみては如何でしょうか?