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研究紹介の機会

2018.12.14

岩手大学理工学部には「研究高度化・グローバル化特別対策室」があります。

通称「研グロ」と呼ばれるこの組織は、研究の高度化と教育研究のグローバル化の推進を目標に活動を展開していまして、その活動の一つに、若手教員の研究内容を広く紹介する「銀河セミナー」というものがあります。

朝起きたら急に雪が積もっていて、「皆さん、冬が来ましたよ…。」と紺さんもつぶやいた12日の水曜日、第8回銀河セミナーが開催されると聞き、積もる雪中をツポツポ歩きながら会場まで伺うことに。

積雪の影響はあったものの、開始の10時には

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研グロ室長からご挨拶が、その後

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今回のご講演者であるシステム創成工学科 社会基盤・環境コース 助教の鴨志田先生から、「低温下における飽和含水岩石の力学的・熱力学的性質」という演題でのご講演がスタートしました。

飽和含水岩石?と、聞きなれない言葉の入ったタイトルを見て

「こ、これは…難易度高いのでは?」

と一瞬ひるみましたが、先生が進められているご研究の背景にあたる部分、発電や岩盤・貯蔵といった基礎的説明を最初にしていただいたことで、

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お陰様でだいぶ理解が進みました(^^)。

特に驚いたのは、燃料の貯蔵方法。コンビナートのような地上タンク方式だけでなく地下にも備蓄基地があったり、その備蓄箇所の安定化を図るために地下水が使われていることなどです。知らなかったことを知るって、ホント楽しいですね!。

そういった現状の中、鴨志田先生は、低コストで安定した岩盤内貯蔵の実現に向けて、数種類の岩盤の低温下における熱拡散率と力学的の性質について研究をされておられるそうで、

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セミナー後には、鴨志田先生のご研究内容について、理工学部長とのディスカッションも非常に盛り上がっておりました。

この銀河セミナー。
次回開催の際には、またエキスでもご案内したいと思っておりますので、ぜひご参加を!。