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入学最初が平成最後

2019.04.24

お花見シーズン最盛期を迎えております本学ですが、
早いところは既に葉桜になりつつあります。

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今週末まで持ってほしいところなんですが、
盛岡は今夜から土曜までしばらく雨の予報が出ております…。
写真もすでに空がどんより…。

先週末「まだ咲き始めだし、来週にとっとこう」なんて言って
本格的なお花見を先延ばしにしてしまったことを
今日になって後悔しております…。



さて、そんなこんなで短い盛岡の春ですが、
新1年生の皆さんの実習もいよいよ本格的にスタートしました。

先日緑先輩より「学内どこにいても桜が見られる」とのことでしたが

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フィールド実習も例外ではありません。

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一面の桜をバックに実習。

履修してる皆さんは桜まで見る余裕、もしかしたらないかもしれませんが、
フレッシュな皆さんと
春らしさをイメージさせる桜と
これから皆さんの手で作り上げていくまっさらな圃場と、
この時期しか見ることのできない絶妙な組み合わせ、
密かに毎年見るのを楽しみにしてたりします。

農学部一年生の皆さんは全員必修の実習なので、
人の多さ、にぎやかさはもちろんのことですが
長靴、作業着もピカピカ新品だったり個性が光っていたりと
いろいろな視点で見どころがあります。

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この実習で栽培するのは、
ジャガイモ、枝豆(ダイズ)、ダイコン、ホウレンソウ、と
食卓またはおやつに欠かせない野菜たちです。

農学部というと、ご実家が農家さん、という方もいらっしゃるのですが
案外、その割合は全体から見れば少なかったりするので
農具を手にするのはほぼ初めての方も多いんです。

でもそこはさすが農学部を志して入学した皆さん。
飲み込みが早いので、すぐに作業に慣れてサクサク進むようになりました。

また、まだ顔を合わせるようになって1か月も経っていない同士で
まだコミュニケーションがちょっぴりぎこちない、というのが
例年よく見る光景なのですが、
今年は既に皆さんかなり打ち解けている印象を受けました。

手が足りなさそうなところにはすぐ声をかけて手伝ったり、
手が空いている人が積極的にスマホでレポート用の写真を残したり
皆さん、もう1年くらい一緒に過ごしたんじゃないかって思うくらい
スムーズに意思疎通が取れていて
見ててとても安心感があります。
これなら次回からも間違いなく大丈夫。

ファイル 2972-5.jpg

まだ日が長くなっていってる途中なので、
実習が終わるころに暗くなり始めていました。

今年もこの一年生の「総合フィールド科学実習」
始まったなぁと思いながらカレンダーを見ると、
今年度最初の実習でありながら、
平成最後の実習でもあることに気付きました。

次、ここの圃場を皆さんが実習で訪れる時には
「令和」の時代に突入しています。

それまでの間に、無事に皆さんが植え付けた種が芽吹いてくれることを
今年もわたしも楽しみにしています。