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夕暮れ時のシルエット

2019.10.09

ノーベル賞ウィークですね。
先ほど、今年のノーベル化学賞はリチウムイオンバッテリーを開発した3名の科学者に贈られると速報で知らされました。そのお一人は、京都大工学部出身で旭化成名誉フェローの吉野彰氏とのこと。素晴らしいですね。おめでとうございます。

今や、リチウムイオンバッテリーはスマホやノートパといった様々なデジタル機器に搭載されていますし、モバイルバッテリーなどとしても活躍しています。

薄膜電池をテーマに卒業研究を行った身としては、その当時から「機器の小型化のカギを握るのはバッテリー部分である」と言われていたなぁ…と、そんなことをぼんやり思い出した次第です。

ファイル 3082-1.jpg

このところ、気温も急激に下がってます。
日が落ちるのも確実に早くなっており、空気も澄んでいるからか、私のいる建物では、夕方のマジックアワーになると樹々のきれいなシルエットが浮かび上がることも。

そして、闇に隠れてしまいましたが、実はこの写真には白衣を着て溶媒を分注する学生さんもおられます。卒業研究って、実はこのあたりからじわじわと厳しさが増してくるんですよね。

我々の豊かな生活は、多くの研究者の成果によってもたらされている部分があります。今、卒業研究を進めておられる学生さんたちの成果も、きっと将来の豊かさにつながるはず。

ぜひ頑張っていただきたいものです。