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紅白リレー

2020.06.05

今日は、紺さんのヤマボウシの白い花を見て思い出して、
あわてて撮影したあの花の話題です。

ファイル 3228-1.jpg

通称「ナンジャモンジャ」と呼ばれる植物「ヒトツバタゴ」の花です。

毎年、5月下旬から6月上旬にかけて、
真っ白い花が大きな樹全体にモシャモシャと咲くその様子は
まるで初夏に突然降る雪のよう。

例年なら学内某所で見ごろを迎える頃には、
大学HPのトピックにもなるくらい
この花が咲くのを楽しみにしている方も学内外多くいらっしゃるのですが、
今年はひっそりとこの時期を迎えることとなりりました。

でもダイナミックでまぶしいそのお姿は例年と変わらず、
「そろそろ暑い日が続くようになるよ」という時を教えてくれます。

ここ数年カイガラムシの被害でだめになってしまった枝もけっこうあり、
生育が心配でもありましたが、
今年もちゃんと無事な枝は元気に育ってくれて一安心。

ファイル 3228-2.jpg

(ちなみにカイガラムシ対策のお薬投与はけっこう大変な作業です)

そして、このヒトツバタゴの通路挟んで向かいには、

ファイル 3228-3.jpg

1か月ほど前に「関山(カンザン」の濃いピンクの花が咲いていました。

(すみません、同じ場所ですが反対側から撮ってるので左右反対です)

この関山、なんだか力士の名前みたいですが、
園芸品種の桜とのことで、力士のイメージとはちょっと違いますが
そのずっしり重厚感ありそうな名前に負けず、
ゴージャスでボリュームたっぷりの八重咲の花です。

5月前半の関山から、5月下旬~6月初めののヒトツバタゴへ
赤(ピンク)から白にバトンタッチするように
季節も春から初夏へ、そしてもうすぐ梅雨へと
移り変わっていきますね。

北東北って「まさに春!」という期間が本当に短くて
(朝夕は冬並みに冷えるので冬物の上着がなかなか手放せません)
ただでさえ春の実感がわきにくいところなのですが
今年はさらに春らしい行事(入学式やお花見など)がほとんどなくて
「いつの間にか暑いんだけど、今年春ってあったっけ?」状態。

それでも振り返ればこうして春に咲く花、初夏に咲く花と
確かにデジカメには残されているわけで、
確かに季節は流れていたし、これからも流れていくんだと
改めて実感したのでした。

ファイル 3228-4.jpg

ファイル 3228-5.jpg

今日改めて撮ってみたら、もっと真っ白になってました。
ちらほら茶色い花も見え始めたので、
ちょうど最盛期を通過したところ、
…といった感じでしょうか?

降り積もる雪を連想すると、なんとなく涼しく感じられるかも…?