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児童と危険とアイテムと

2020.06.25

先週の初めごろに東北北部も梅雨入りしていたらしいですが、あまりそんな素振りが感じられない日々が続いてきました。
昨日までは。
今日の夕方からは天気予報に傘マークが並び、いよいよ本格的な梅雨の季節がやってくる感じですが、そんな梅雨の合間のとある日に、植物園内にはにぎやかな声が響き渡っていました。

その声のもとは、こちらの皆さん
ファイル 3245-1.jpg

この日は、近く(道のりにして1.2km)にある小学校の1年生の皆さんが、遊び&学びにやってきていたのでした。

近くの広場(自啓寮跡の石碑前)には、先程とは別のクラスのみんなが小さなグループを作って腰を下ろし、おもいおもいに何やら観察してる様子。
ファイル 3245-2.jpg
なにか面白いものが見つかったかな?

こうした学外からの子どもたちといえば、昨年9月に来てくれた幼稚園の年長さんたちがいましたが、ちょうどその世代が、小学校に進学してまた来てくれた、という感じになります。

そんな視点で見てみると、
カラー帽子が紅白帽になり、
遊び着が運動着になり、
背丈も伸びたのかな?
と、色んな所で成長が感じられます。

こうした子どもたちの学習の場としての機能も有する、岩手大学です。


ということで、子どもたちもたくさん訪れる岩手大学の、そのへんの道端に潜む危険。

それが、アメリカオニアザミ。


またか。。。
そう思われるかもしれません。

いや、私も前回、話を描ききらぬまま最終回を迎えざるを得なかったマンガのような結びで、今シーズンのこのネタを終えるつもりでいました。

あとはぼちぼちそのへんを見て回りながら、見つけたら除草剤をかけて、特に記事にもせずにおしまい。
そう思っていました。

ところが小学生の取材の帰り道、ぼちぼちそのへんを見て回っていたら、とんでもないやつを見つけてしまったのです。

ファイル 3245-3.jpg
(周りも緑色なので、補助線を入れました)

おおよそですが、写り込んでいる乗用車(プリウス)に乗った人の目線の高さくらいまで育っているではありませんか!

しかもこんなのがそのへんにウヨウヨと。

前回40cmの個体を「大型」と呼んでいましたが、それを遥かに凌駕する恐るべき大きさ。
まさに超大型個体です。

コイツらと戦うために、私は新たな武器を入手しました。
(♪テテテテーン)
ファイル 3245-4.jpg
先端が細い金属製の、スポイトみたいなやつのおっきいやつー

※※※
これについて、コメントよりご質問が寄せられていたので、お答えいたします。

前回使ったの(左)は、アクリルの接着剤(商品名:アクリサンデー接着剤)に付属していたやつです。
そして今回の(右)は、100均で入手した詰め替えプリンターインクのボトルです。

先に使用感を書きますが、茎に注射するように使うならば、左のほうが良かったです。大きい方は金属管も太いのでうまく刺さりませんでした。
ただ、液の補充は大きいほうが楽です。手袋をしての作業になるので、パーツの小ささや、容量の少なさ(補充回数の多さ)はネックになります。
※※※

この新たな武器を持って、改めて構内を目を凝らして歩いてみると、まぁいるわいるわ。
道端やら、草むらやら、校舎脇らや
ファイル 3245-5.jpg
こりゃ一人で見きれん。
どうしたものか、、、と思いながら農学部敷地内で作業中、見知った職員さんと遭遇。
枯れたかどうだか見てくれる、ということだったので、事後観察をお願いすることにしました。
こうして仲間が増えてくれると、助かるなぁ。

こんな感じで、特殊な武器を操り、鬼(薊)と戦い、滅することを目指す集団の物語(あれ、なんだか聞いたことがある気がするぞ?)

今後の活躍にご期待下さい!