お花見シーズン最盛期を迎えております本学ですが、
早いところは既に葉桜になりつつあります。
今週末まで持ってほしいところなんですが、
盛岡は今夜から土曜までしばらく雨の予報が出ております…。
写真もすでに空がどんより…。
先週末「まだ咲き始めだし、来週にとっとこう」なんて言って
本格的なお花見を先延ばしにしてしまったことを
今日になって後悔しております…。
さて、そんなこんなで短い盛岡の春ですが、
新1年生の皆さんの実習もいよいよ本格的にスタートしました。
先日緑先輩より「学内どこにいても桜が見られる」とのことでしたが
フィールド実習も例外ではありません。
一面の桜をバックに実習。
履修してる皆さんは桜まで見る余裕、もしかしたらないかもしれませんが、
フレッシュな皆さんと
春らしさをイメージさせる桜と
これから皆さんの手で作り上げていくまっさらな圃場と、
この時期しか見ることのできない絶妙な組み合わせ、
密かに毎年見るのを楽しみにしてたりします。
農学部一年生の皆さんは全員必修の実習なので、
人の多さ、にぎやかさはもちろんのことですが
長靴、作業着もピカピカ新品だったり個性が光っていたりと
いろいろな視点で見どころがあります。
この実習で栽培するのは、
ジャガイモ、枝豆(ダイズ)、ダイコン、ホウレンソウ、と
食卓またはおやつに欠かせない野菜たちです。
農学部というと、ご実家が農家さん、という方もいらっしゃるのですが
案外、その割合は全体から見れば少なかったりするので
農具を手にするのはほぼ初めての方も多いんです。
でもそこはさすが農学部を志して入学した皆さん。
飲み込みが早いので、すぐに作業に慣れてサクサク進むようになりました。
また、まだ顔を合わせるようになって1か月も経っていない同士で
まだコミュニケーションがちょっぴりぎこちない、というのが
例年よく見る光景なのですが、
今年は既に皆さんかなり打ち解けている印象を受けました。
手が足りなさそうなところにはすぐ声をかけて手伝ったり、
手が空いている人が積極的にスマホでレポート用の写真を残したり
皆さん、もう1年くらい一緒に過ごしたんじゃないかって思うくらい
スムーズに意思疎通が取れていて
見ててとても安心感があります。
これなら次回からも間違いなく大丈夫。
まだ日が長くなっていってる途中なので、
実習が終わるころに暗くなり始めていました。
今年もこの一年生の「総合フィールド科学実習」
始まったなぁと思いながらカレンダーを見ると、
今年度最初の実習でありながら、
平成最後の実習でもあることに気付きました。
次、ここの圃場を皆さんが実習で訪れる時には
「令和」の時代に突入しています。
それまでの間に、無事に皆さんが植え付けた種が芽吹いてくれることを
今年もわたしも楽しみにしています。