教学マネジメントセンター

センター長メッセージ

 現在の社会は、テクノロジーの急速な進化、情報の発達、国際化などによって、将来の予測が立てにくく、また複雑になっています。また、日本は選ばなければどこかの大学に入ることが出来る「大学全入時代」に差し掛かり、大学には学生により良い教育を提供することが望まれています。令和2年に中央教育審議会大学分科会によって「教学マネジメント指針」が取りまとめられ、大学はこの指針に沿って全学的見地から学修者本位の教育を構想・推進することになりました。教学マネジメント指針により、大学は3つの方針「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」、「教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)」、「入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)」に基づき、自律的に体系的かつ組織的な大学教育を展開し、その成果の適切な点検・評価を行い、その上で教育改善に取り組むことが求められています。 岩手大学教学マネジメントセンターでは、学修者本位の教育を実現するために、学部等の部局と連携して全学の教育をマネジメントしています。本学では第4期中期目標・中期計画に基づいて、学部改組を計画するとともに、教養教育の改革を行うこととしています。また、岩手大学では「ビジョン2030」を公開し、「グローバル化が進展する時代において多文化共生社会の実現に貢献し、予測不能な時代の諸課題に対応できる人材を育成する」という教育目標を立てています。教育マネジメントセンターは、大学の目標を踏まえつつ、個々の学生のニーズに応えるための教育の実現と教育情報公開のために貢献したいと考えています。

教学マネジメントセンター センター長
山本 欣郎