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山も里も12月

2015.12.01

今日からついに12月!

学生センターの玄関には大きなツリーが!

(…と写真を載せようと思ったのですが、まさかのカメラ不携帯!)
(お近くのBloggerさんからの続報に期待…。←他力本願)



それにしても、1年で最後の1か月がついに始まりましたね。

よく「師が走る程に忙しいから師走」と言われたりもしますが、
(実際の語源は違うという説もあるようです)
大学にかかわる方々の慌ただしさは、
どちらかというと一月にたくさん待ち受けているような気がします。

センター試験に期末試験、
卒論や修論の発表と各種原稿の締切も迫ってきます。
そうそう、成人式を迎える学生さんもいますね。

これだけやることや行かなければならない場所が盛りだくさんなのに、
外を歩く環境は雪と氷により一年で一番過酷になる、と…。

……

と、来る新しい年をいまから憂鬱に思ってちゃ鬼が笑うってもんですね!
準備するものはしているのだから、
あとはその時が来たら受け止めれば良いのですよね!

ばてないようにほどほどに、はりきっていきましょう!



さて、お話はガラッと変わりまして先日、雫石町にある御明神演習林では
「山ではたらくくるま体験」なるイベントが催されておりました。

大きな林業機械を実際に見て、操作してみることもできちゃうんです。

ファイル 2120-1.jpg

さすが山の中、ちらほら雪が見えてますね…。

さてさて、今回出動したのは「ザウルス」と「ハーベスタ」という機械。

ザウルスは、ゾウさんの長ーい鼻でものを運ぶイメージです。
長いアームとその先にはものをしっかり挟んでつかめるアタッチメント。
これらをうまく動かして、地面に無造作に置かれた丸太をつかんで
所定の場所に積み上げるのがミッション。
ファイル 2120-2.jpg

ハーベスタは、立木の伐採から枝払い、所定の長さに丸太を切り分けるところまでできてしまう、とっても頼れる存在です。
今回は、一本の木からこの機械で丸太を切り分ける体験ができます。

ファイル 2120-3.jpg

わたしも昔少しだけさわらせていただいたことがあるのですが、
この機械たち、

どのレバー(ボタン)をどの方向に押せばどの部分がどっちに動くのか
全っっっ然!!わからないんです(涙)

そして、一つ間違えるとどんどんパニックになります…。

そんな林業機械たちですが、
参加者の皆さん、興味津々で楽しそうに機械を操ってましたよ。
(きっと参加者さん・インストラクターさん共にセンスがピカイチだったのです)
(わたしのセンスが無かっただけなんて事、ないはず…)

ちなみに演習林の職員さんたちは、
「このボタンを押せばどこが動く」
なんてことはいちいち考えていないそうです。

さすが、普段いつも扱っているプロにとっては
自分の手足のように扱えるものなのでしょう…。

このような体験イベントができるのも、
そんな風に普段からこの広大な演習林を維持管理してくださっている
教職員の皆さんのおかげなのですね。





…と、ここまで演習林のイベントの様子を紹介してて思い出したのですが、

「岩大の学生さんたち、職員さんたち、冬の季節はどのようないでたちなのか、機会があったら紹介してみてください。」

先日このようなコメントをいただきましたので、
ちょうど目に留まった、演習林職員さんのお仕事服をご紹介してみますね。

ファイル 2120-5.jpg

とても目を引く色の作業服にヘルメット。
この「目を引く」ことは現場作業で大切な要素のひとつです。
人がいることに気付かずに起きてしまう事故もありますしね。

ところでこの作業服、チェーンソーでの事故から身を護ってくれる素材とのことで、
てっきり「防弾ベストみたいに丈夫なのかな?」と思っていたのです。

ところがこの素材、堅いのではなく、
ほつれてすぐチェーンソーにがっちり絡み付いて
機械を無理やり止めてしまうことで事故を最小限に食い止めるのだとか。

ただ、これは防寒というより安全のための装備なので、
皆さんこの中に着込んだりいろいろと工夫されているようですよ。



さて、お久しぶりの演習林の様子、いかがでしたか?
この日はとてもいいお天気でしたが、
ここももうすぐ雪深くなる時期です。
ファイル 2120-4.jpg
今年演習林の様子をお伝えできるのはこれが最後かな?
時期は未定ですが、またいずれ何かの機会にご紹介したいと思いますので、
その時をどうぞお楽しみに!