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……お前だったのかっ!!

2017.06.07

先日、
山吹さんが↓の記事で触れておりました


「体感温度が上がってしまうかもしれない」


樹木への薬剤注入。
山吹さんの感想、ホントにその通りだなぁ、と思いつつ、
結構、被害が素人目にも見える木もありましたので、
「一体どんな虫なんだろう??」と疑問に感じておりました。


どうも「カイガラムシ」っていうらしい、
ってのはニュースやなんかで知ってたんですが、
どんな虫なのか、どんな風に木に居ついているのか、
等々は知らぬまま…。

なんとなぁく……幹の中深くに居ついて、
木のエネルギーをひたすら吸っている図をイメージしていました…。
だいたい「カイガラ」って何なんだろう、と。
姿が見えないだけに、余計恐ろしさを感じたりして…。


と、ここまで書きますと、
もう、本日のタイトルが何を指しているのか、
おわかりかと思います。


はい。
ファイル 2504-1.jpg
↑こちらが樹木の表面から採取(?)した、
カツラマルカイガラムシであります。
茶色いのが「カイガラ」部分で、
黄色いのが虫本体とのこと…。


………お前だったのかっ!!


さて。
あまりに唐突なのでご説明しますと、
本日のお昼休みのこと、
「シャガ、こんなにあったんだー」
ファイル 2504-2.jpg
等と呑気に植物園を歩いたところ、
偶然、山吹さんが紹介していた薬剤を
実際に注入していた職員さんに出会いました…。


で。
普段、なかなか会う機会が無い方だったので、
ここぞとばかりにカツラマルカイガラムシについて
根掘り葉掘り伺いまして…。
その話の中で「実際、見られるよ」ということで、
枝の表面についた丸いポツポツを削るようにとり、
見せてくれたものを撮影したのが先程紹介した写真であります…。

カツラマルカイガラムシの生態や、
実際に被害に遭っている木の様子、
薬剤を注入して、元気を取り戻そうとしている木の様子、
そして、これから、年2回ある成虫の出現の1回目が来るのだ、
というお話などなど……大変勉強になりました…。

…残念ながら被害に遭って枯れてしまった樹木や枝があること。
また、枯れてしまった枝は落下に注意が必要なことも知りました。
そのあたり、また触れられたらな、と思います。


しかし。
先日は早朝に散策中の農学部の先生から色々なお話を聞き、
また、先月末は植物園内の植物の版画を作成している方にお話を聞き、
(このことはいつか記事にできたらと思います)、
今日は今日とてこの通りです。
本当に様々なお話を聞くことができています。

植物園は不思議と素敵な出会いに溢れています…。
まぁ……カツラマルカイガラムシに合ったのも、
植物園の中ではあるんですが…。