2014.01.29
さて、先ほどの放送、ご覧になりましたか?
番組内でも触れられていましたが、溶解炉での金属溶解から型に流しこむまでの一連は、一昨日撮影されたものでした。
溶解炉の中の様子、なんてのも映ってましたが、それを撮影している様子を撮影したのがこちら。
カメラさん、乗っちゃってます。
この時点で、溶解炉の中は約1400~1500℃。
近づけば近づくほどに熱気が漂ってくるわけですが、いい絵のためならなんのその。
プ…プロだ。
しばらくの後、中の温度が1550℃に至った所で、
いよいよ型に流し込む作業にとりかかるんですが、なにせ危険を伴う作業なわけですから、事前に一連の動作のシミュレーションを済ましています。
それを見ていたカメラさんと、クレーン担当の伊藤技術職員が、カメラ位置などについて、これまた事前に打ち合わせを済ませてあります。
「あそこで鉄を受けて、クルッと回って、私がこっちに来て、あっち方向に進むので…」
「ではこの角度なら大丈夫ですかね?あとは邪魔にならないように動いてスキマから…」
準備は、大事!
その結果、火の粉飛び散るこの距離から、番組オープニングに使われるほど臨場感ある映像を収められたようです。
今回流し込んだ鉄は、約50kg。
この新しい溶解炉は最大で100kgまで溶かせるということなので、容量的にはまだ半分。
今まで大学で持っていた溶解炉は12kgまでだそうなので、格段に大きなものまで作ることができるようになりました。
この溶解炉と、テレビでも紹介された鋳型製造機で、この先どんなものが作られていくのか、楽しみです。