以前より、日本に素粒子実験施設「国際リニアコライダー」を建設しよう!という計画ありました。
岩手県と宮城県にまたがる「北上山地」が適しているのではと報告されてから、この8月でちょうど1年が経ちました。これまで以上に、岩手県では誘致に力を注いでいます。
国際リニアコライダーは、よく「ILC」と略されますが、これは
【International Linear Collider】
の頭文字を合わせていることは、皆さんご存知ですね。
そのILCに関する国際会議が、先週の水曜日から金曜日まで、一関市内の「一関図書館」を会場に開催されました。
この国際会議はこれまで様々な国で開催されてきました。第9回を迎える今年の開催国は日本。岩手大学と高エネルギー加速器研究機構との共同で開催となりました。
という訳で、岩手大学からは工学部教授の成田先生と技術職員4名の計5名が会議運営の為に一関へGO!。たまたま、Bloggerの桃と緑がこのメンバーだったため、今日・明日とこの会議の様子をご紹介します。
ちなみに。
この会議については、
岩手日報の1面に大きく取り上げられました。
こんなにすごい会議を支えているんだ!と思うと、スタッフの気持ちはとても誇らしげ♪。
開催にあたって、
受付前のポスターや
会議のポスターも自分たちでデザイン。世界中の研究者に東北・岩手・一関の印象を深く残していただくため、様々な部分で工夫を施しました。
この扉の奥で行われている会議の様子は、明日、緑Bloggerから紹介がある予定です。
ところで。
当たり前ですが、国際会議に参加されている皆さんは、英語を共通語として使用されます。
そのため
「このコンセントに違う形状のタップを差し込んじゃったんだけど、ごめん、どうにかならないかな?」
「あれー。結構しっかり刺さっちゃったんだねー。良いよ、どうにかして外してあげるから心配しないで!。」
等の会話もすべて英語。
その他、
会議の合間の休憩時間も、会話は英語で進みます。
だから、会議に参加している日本の研究者同士も英語。もちろん、会議中のディスカッションも英語になるわけです。
本学は国際化社会に対応するべくグローバル化に力を入れておりますが、ILC計画が進むと、ますますこのような場面が増えてくるだろうなーと感じました。
だから、いま勉強に励んでいるみなさん。
頑張った方が良いよ、ホントに、ホントに(^_^;;。