2015.07.03
7月1日から今年度1回目の企画展が開催されています。
今回の企画展では、盛岡高等農林学校初代校長の玉利喜造氏が編集した「果物」に関する教材掛図が展示されており、盛岡高等農林学校創立当時の教育内容を窺い知ることができます。
では早速お邪魔してみましょう♪
キレイに展示されていますね。
そして、涼しい!!
展示品を湿気から保護するためにエアコンがついている!
あくまでも展示品のために!!あ~涼しい
緻密に描かれた「果物」
盛岡高等農林の学生は、この教材掛図を使って当時最先端の果樹園芸学を学んでいたんですね。
現代のように写真入りの教科書なんて無かった当時、この掛図だけが形や色に関する唯一の情報源だったのかもしれません。そう思うと、この緻密さも納得です。
そして、掛図の説明書きも、非常に興味深いです。
例えば・・今ではお馴染みの果物、リンゴ。
リンゴは明治以降、多くの品種が海外から導入され、在来のリンゴとは品質やその大きさが著しく異なっていたそうです。
そこで、これらを区別するため、在来のリンゴは「林檎」と表記し、
海外から導入したリンゴは「苹果」と表記したんだそうです。
へ~!おもしろ~い!
ミュージアム企画展は7月31日(金)まで。
是非、お立ち寄り下さいませ。
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岩手大学ミュージアム
開館時間 午前10時~午後3時
連絡先 ミュージアム本館受付
TEL 019-621-6685
FAX 019-621-6685
Email museum@iwate-u.ac.jp
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