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きみ

2015.08.18

お疲れ様です。
紺Bloggerでございます。


お盆前は仕事中にも関わらず、
一日中首から汗ふきタオルをかけていたのに、
本日は、そんなこともなく。
ファイル 2041-1.jpg
爽やかな日差しに包まれた盛岡です。


教育学部横の畑では、
とうもろこしや枝豆(かな?)が元気に育っています。
ファイル 2041-2.jpg


さて、お盆。
皆様いかがお過ごしだったでしょうか?
遠くで、近くで、様々な形で、
この夏を満喫されたのではないかと思います。


わたくしは、
花巻市の山あいにある実家で過ごしておりました。
先日、緑先輩が書いていた
シダレカツラ」の大元付近の町です。


この時期、実家に帰りますと、
古くからの知人と
「おめのうちさ、はだげでとった『きみ』届てきたじぇ」
「ありがとー」

みたいな会話を交わします(訳は文末)。


この「きみ」。
実は「とうもろこし」のことを指しています。
「君」や「気味」とは異なり
「き」を強く、「み」を弱く、という感じ。
「意味」とアクセントの場所が同じかな
(あ、わたくしの地元では、ですよ)。

小さい頃は、家族や周囲の言う「きみ」と、
一般に言う「とうもろこし」は別物なのかなぁ、
と思っていたんですが、
同じものらしい、と気づいたのは、
結構大きくなってからだったように思います。



とうもろこし畑を見て、
ふと、そんなことを思い出しました。


……普段は全くと言って良い程感じないのに、
ちょっと長く実家で過ごしただけで、
少しホームシック気味なお盆明けです。


そういえば、同じ岩手県にあるとは言っても、
多様な地域から学生、教職員が集まる大学では、
なかなか上記のような方言や、会話は耳にしない気がします。

学生の皆さんも、お盆の期間、
故郷で懐かしい訛り浸った方も多いんじゃないでしょうか。
しっかり英気を養って盛岡に帰ってきて下さいませ。

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<会話文の訳>
「お前の家に、うちの畑でとれたとうもろこしを届けてきたよ」
「ありがとー」

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