昨日、桜満開で賑わうのどかなキャンパスの裏(西側)では…
下台圃場(キャンパス内からそのまま徒歩で行けます)で
農学部一年生の必修、総合フィールド科学実習の
一番最初の植え付け・種まきの真っ最中でした。
農学部の新入生さんにとって、大学生活一番最初の実習になります。
今年の農学部の一年生は全部で約250名。
それをだいたい半数ずつにして、
隔週で実習をこなしていく、という流れです。
(空いた週も樹木観察などさまざまな実習がありますよ)
半数とはいえ…かなりの数です。
圃場がまだまっさらなので、余計に人が多く見えるような。
ここからさらに11名前後ずつの班に分かれます。
ひとつの班にひとつの畑が与えられるのは
2年生の農場実習内プロジェクト演習と同じ。
違うのは、ひと班の人数(2年生は4~5名)と
作る品目や畑のレイアウト・肥料が決められているか否か。
1年生の実習は「大人数で決められた指示通りにすすめる」ことが必要で、
2年生の実習は「少人数で一から自分たちで考えてすすめる」ことが必要。
決められた通りに、っていうのが案外難しいことでもありますよね。
もちろん一から考えるのはもっと難しいのですが。
ちなみに今年の課題も、ジャガイモと枝豆です。
そして、ダイコンと葉物野菜も。
前期(4~8月上旬)の期間内に植え付けから収穫までを終えられて比較的強くて育てやすい品目や品種、作業内容や予定を、
農場の先生と職員さんが毎年考えてくれているんですよ。
中でもダイコンは今年は
「早まき」「遅まき」の2回×品種が2種類で
計4パターンの生育を観察していくことになります。
まっさらな畑を前にするとちょっと頭が混乱しそうですが、
芽が出たり生育が進んでくればちゃんと見分けられるので
心配ご無用。
種芋を植え付けたり、
豆を蒔いたり、
(豆…小さすぎてほとんど見えてないですが…)
(手前ではダイコンをまくためのうね立て作業中)
圃場のすぐ隣の厩舎から馬がじーっと見てたり。
それにしても毎年感じることなのですが、
皆さん、ついこの前まで高校生だったとは思えないくらい
てきぱきと作業するんですよね。
畑での作業が初めてな人もある程度いたり、
そもそも班のメンバー同士もまだ知り合って間もなかったりと
毎年の事ながら「今年の皆さんはうまくいくかなぁ」と心配するのですが
だいたい開始10分もすればそんな心配は吹っ飛んで行きます。
途中ぱらぱらと雨が降る場面もありましたが、
今年も一番最初の植え付け・種まきは無事完成。
そうそう、遅まきのダイコン2品種と、
葉物野菜(ホウレンソウ・スイスチャード)の種まきも
まだ今後の実習で控えているので、
その様子はまたの機会にご紹介します。
うまく発芽してくれるか、GW明けが楽しみですね!