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みのりの、なに?

2017.09.29

あ、虹だ。
ファイル 2581-1.jpg
しかも二重。
(うっすらですが)

そんな盛岡の秋の空の下、とある自生(?)の果物たちが、たわわに実っておりました。

まず1つめは、附属植物園内、北水の池の畔に生えている、こちら。
ファイル 2581-2.jpg
まだまだ緑だったり、黄色く熟してきてたり、まちまちではありますが、結構な数の実がなっています。
こちら、特徴的なのは、その枝っぷり。
3cmはゆうに超えるであろうサイズのトゲがザクザクと突き出ていて、精一杯果実を守っているみたい。

ということで、カラタチさんです。

折角なので、果実を一つ拝借いたしまして(指に一箇所刺し傷を作りながら)様子を見てみたんですが、
まず、硬い。すごく硬い。
とても柑橘系で例えられる硬さじゃ無く、あえて言えば、未熟なメロン位の硬さはあります。

そして、果皮の汁の匂いが渋い。
松ヤニっぽいというかなんというか、ニガシブな匂いです。

そんな困難に負けずに、どうにか割ってみると、
ファイル 2581-3.jpg
種は多いものの、見た目は完全に柑橘系。
ようやく柑橘系らしい酸味ぱしった香りも出てきます。

手に汚れもあったので、口にするのは控えましたが、あとから調べてみたら
「酸味と苦味が強いため食用にならない(Wikipedia)」
とのこと。
良かった~。

さて2つめは、理工学部の北の端「ものづくり総合実験センター」脇に生えている、こちら。
ファイル 2581-4.jpg
黄緑から黄色に熟しつつあるっぽい、実。
これまたたわわに実っております。
これなんですが、姿かたちを見るかぎり、梅に似ています。
ファイル 2581-5.jpg
ですが、梅にしては季節じゃないし、春に花が咲いている覚えもない。
はて?

この果実、試しに割ってみたんですが、指はめり込む、果汁は滴る、そして立ち上る甘い香り。
これは、、、桃?!

はたして口にして良いものかどうか悩ましかったので、とりあえず置いておきましたが、未だにちょっと気になってます。
これが食べられるものかどうか判別する方法ってないもんですかね?