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骨董品?

2009.05.15

3月半ばのエントリー、「教育系 総合教育研究棟」シリーズで耐震工事終了後の引っ越しの様子が紹介されていましたが、あれで全て終わりではなかったのです。
あの時点で工事が完了したのは建物の入り口側の半分で、今は残った奥半分の工事に取りかかるため、荷物の運び出しが急ピッチで進められています。

ということで、私もお手伝いに。
片付けをしていると、いろいろなものが目にとまります。

例えば、日本PC黎明期の傑作!N○CのPC8001
ファイル 312-1.jpg
であるとか、
液晶パネル付きデジカメの祖!CA○IOのQV-10
ファイル 312-2.jpg
であるとか。

もうちょっと古めの機械に目を移すと、至る所にこんなシールが。
ファイル 312-3.jpg
そう、教育学部の前身、学芸学部時代の備品シールです。
学芸学部が教育学部へ改称になったのが昭和41年(1966)ですから、少なく見積もっても43年以上前からの住人ということに。

どうせなら最長老を探してみっかな?と思い立ち、その辺をガサゴソと。
で、出てきたのがこれ。
品名には「蓄電器」と書いてありました。可変コンデンサのようです。
ファイル 312-4.jpg
横のシール部分を拡大してみると、文字が書いてあります。
ファイル 312-5.jpg
えーっと、私には「昭,22,2」と見えるんですが。
昭和22年てこと?
戦後すぐじゃあないですか!
もう還暦越えじゃあないですか!
岩手大学設置(昭和24年)より前じゃあないですか!

こういった骨董品のようなものがあるのも大学の良いところです。
が、置いておいても使うことはなく、場所を食うことも確かな事実。
ここは先達に敬意を払いつつ、粛々と、お片付け。