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防災システムで皆さんを守りたい!の気持ち

2020.09.03

みなさんご存知の通り、9/1は防災の日。
関東大震災が起こったことに由来しているようですが、自然災害の多い日本において防災への意識は重要ともいえます。

岩手大学のある盛岡市でもその意識は強く、防災に関連する日が近づくと、市を挙げての防災訓練が実施されるのですが、

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ここ数年前から、岩手大学といくつかの機関、また、学生と教職員が協力して開発を進める防災システムを、こういった機会に展示し紹介するという取り組みが進められています。

今年も、市内の某中学校で開催された防災訓練に出展し、訓練に参加した

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中学生や

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一般の方々に

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システムの紹介を行いました。

遅れてきた夏により、展示会場となった体育館の気温は34度近くまで上がり、みんな汗だくな中ではありましたが、多くの方々から「このシステムは良いね!」「素晴らしい!」「いつ実用化されるの?」など、多くの応援・要望・期待が寄せられました。

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あ、写真的に密に見えるかと思いますが、実際はかなり距離があり、また、マスクも装着しつつ、コロナ対策も万全での訓練でしたよ。

この様子、岩手大学の学内カンパニーのHPでも紹介されています。
ぜひご覧くださいませ。

■岩手大学ものづくりエンジニアリングファクトリー 学内カンパニーHP
https://iwate-u-gakunai-company.jimdo.com/

オンラインで研究交流を深める!

2020.06.16

新型コロナの影響でまるで止まっていたような時間が少しずつ動き始めています。
真っ只中の頃は「ちょっとそこまで買い物に行くのも憚られる」気持ちだったのですが、諸々の規制も少しずつ解除になりました。感染予防対策を取りつつ、打ち合わせや教育・研究の場面も徐々に再スタートを迎えています。

とはいえ、特に研究の場面で、学会や研究会といった、いろいろな地域の方々が一堂に会する場の提供はまだハードルが高い。

そんなわけで、このところは

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オンライン開催が増加中です。

ホストとなる研究機関の方が「ルーム」と呼ばれる、いわゆるオンラインサービス上の会議室となるアクセスポイントを用意し、参加者はそこにアクセス。

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1台のPCをプロジェクタにつなぎ、プレゼンの様子や情報を投影したり、もう一台のPCは発表者用に用意したり。
リアルとバーチャルが同居しているような、非常に不思議な空間が完成。

でも、

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研究会等が実際に始まると、目の前には話者がいて声も聞こえ、自分との対話も普通に行えるという、まさにこれまでの日常そのものに変わるのです。

少し大きな会場で、前の人の頭に隠されて、スクリーンの投影スライドが下まで見えないんだよ…とか、話者の声が小さくて、マイクを通しても聞こえないんだよね…とか、そういう悩みが解消される面もあると知れたのは収穫デシタ。

いつか、海へ

2019.12.11

先日廊下から窓の外にふと目をやったところ、そこになんか見覚えのないものがあったんです。
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駐輪場と校舎の間のちょっとしたスペースに設置されたあれはきっと、、、

と、確認のために向かってみたところ、やはりこれは
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風車と太陽光パネルでした。

どちらも風力や太陽光といった自然のエネルギーを発電に用いる、いわゆる再生可能エネルギーの代表格として、家庭から大規模発電施設まで活用されている、アレです。

大規模な風力発電所ですとプロペラタイプの風車が主流かと思いますが、まちなかなどでは、風向きを問わず、小さな風でも回りやすい、

パドル風車
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(羽の裏側(写真でいうと右側の、凹んでいる方)は風を受けやすく、表側(左側のなめらかな方)は風を受け流すので、その空気抵抗の差によって回転力を得るタイプの発展型)

とか、こちらのエントリーにあったサボニウス風車
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なんてのが主流のようです。

誰がなんの目的で設置したんだろうなー、
なんて思いながら写真を撮っていたら、通りすがりの先輩さんから
「これねー、あの人のやつなんだよー」
という耳寄り情報を頂いたもんですから、その「あの人」に聞いてみました。

そのお話によりますと、これはもちろん研究用途の装置ではありますが、本来はここに置かれるべきものではなく、、、
と、その意外な研究内容を伺いましたが、詳しくはナイショ、とのことで。


今後、「海で」これっぽいものを見かけることになったら、、
もしかしたら、この研究の成果かもしれませんよ。

広域に災害情報を周知するシステムを紹介!

2019.11.05

先週の土曜日、11/2(土)は、盛岡市で総合防災訓練が実施されました。年に1度、定期的に開催されているこの防災訓練。昨年度の開催時には、岩手大学・分子科学研究所(愛知県岡崎市)・盛岡市との共同で開発が進められている「広範囲災害警報報知システム」が初めて一般公開されたのですが、今年度は

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さらにバージョンアップした様子で展示されていました。

この「広範囲災害警報報知システム」。
装置製作に岩手大学学内カンパニー「Anonas Lighting」が関わっているという事もあり、社に属している学生さんたちは

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装置のデモンストレーションやシステムの概要などを

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一般の方々に対し、丁寧に分かりやすく

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かみ砕いて伝えていました。
装置が動くとびっくりする方続出。
でも、とても良いシステムだね、早く実現してほしいなぁ!と、そんな応援を多くいただいていました。

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ところで、今日の午前中、突然スマホ等に災害情報が飛び込んできて驚いた方、おられるのではないでしょうか?。

実は今日の朝の10時、全国的に緊急地震速報の訓練のために疑似的な警報が伝達されたとのこと。そして、今日は「世界津波の日」。そんなこともあって、訓練が実施されたのでしょう。

災害が起きる前に危険を知らせてくれるこの装置、今後の展開が楽しみですね!

■岩手大学理工学部附属ものづくりエンジニアリングファクトリー 学内カンパニー
 https://iwate-u-gakunai-company.jimdo.com/

■岩手大学学内カンパニー Anonas Lighting
 https://iwate-u.wixsite.com/anonaslighting

教員の日々の努力

2019.09.27

前回、職員の研修についてご紹介しましたが、今日は、教員の努力について紹介します。

というのも、今日、こんなセミナーがあったんです。

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研究力向上セミナー。

大学の教員・研究者は、自身の研究をガシガシと進めるため、学内の研究費とは別に「科研費」と呼ばれる研究費の申請をする方が非常に多くおられます。

で、その申請時期がちょうど今なんです。

よって、「科研費」に選ばれるためにはどうしたら良いか?。
そういったテーマでのセミナーが、今日、開催されたという訳なのです。

研究者の方々は信念をお持ちで、それを貫きたいと考えることも多いのですが、例えば選ぶ単語・表現などを工夫し、少し柔軟に理解しやすいものに言い換えてみてはどうでしょう?とか、そんな小さなコツをつかむのも採択につなげる一つの手段だったりします。

そんなコツを共有するために開催されたセミナー。

会場では

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なかなか厚い資料が配布され、

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多くの研究者が資料をしっかりと握り、参加しておられました。

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理事・副学長の藤代先生からセミナーの趣旨やポイントが示されたのち、

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文系・理系の分野に対応する形でパネラーの先生方がご登壇され、どういった観点で計画書の構想を表現すればいいか、などが紹介されました。

こうやって、学生さんの休みの間は、職員も教員も努力を重ねている岩手大学です。

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