記事一覧

チャレンジする学生を応援します!

2019.12.12

そうなんです。
今日の話題は「チャレンジする学生」がキーワード。

というのも、学内カンパニー「Anonas Lighting」さんが、東北地区のビジネスコンテストにチャレンジしたそうなんです。

Anonas Lightingさんは、防災関係のシステムを構築し、少しでも早く避難できる環境を整えたい!と装置の作成に取り組んでいる仮想企業さん。今年度は、学内の防災訓練でそのシステムが試験導入されるなど、諸々頑張っている方々です。

ファイル 3125-1.jpg

なにやら、全体的にビジネスっぽい色の場所。
ここが今回のコンテスト会場。
X-Tech Innovation 2019が行われる会場です。

こんな中でのプレゼン、我々大人でも緊張してしまい、口カラカラ言葉カミカミで大変な思いをしそうなものですが…

ファイル 3125-2.jpg

おー!
全然そんな雰囲気、ないですね。
堂々としたものです。

ファイル 3125-3.jpg

自分の言葉でシステムを説明し、

ファイル 3125-4.jpg

ビジネス界の大御所の皆さんからの質問にもしっかりと説明をし、大したもんですねー。

ファイル 3125-5.jpg

最後はステージで記念写真。

このコンテストでプレゼンをされた皆さんは、どなたも、東北を盛り上げていきたい!元気にしていきたい!という熱意をもって参加をされており、そんなツワモノの中で自分の思いを伝えきった学生さんたちは、やはり大きなチャレンジだったと思います。

この経験、絶対今後に活きますね!

気安く触るとヤケドするぜ

2019.12.09

この前は「実験廃液を安全に搬入する」ための講習会のお話をさせていただいたところですが、
こういう安全講習は、いろいろな分野の実験や機器、材料にわたって
行われております。

先日は、理工学部にある銀河ホールで「寒剤の取り扱い」についての
講習会と、その講習を修了した方のID登録とが行われていました。

この講習は前期と後期の2シーズン、それぞれ2回ずつ毎年開講されます。

その「後期」の「2回目」という、
今年度では一番最後となる講習会だったのですが

ファイル 3122-1.jpg

銀河ホール、満員御礼です…!

こんなにも寒剤を扱う方が学内にいらっしゃるんですね。
(この前に既に3回開催されているので、利用者数はもっと多い)

ちなみに「寒剤」は液体窒素など、とても低い温度の材料で
学部学科や研究内容により、その用途はさまざまです。

生物系であれば、細胞や各種材料の凍結保存のためだったり、
さまざまな機器や装置の冷却用の材料であったり、
同じものだけどいろいろな分野で必要とされています。

ただ、液体窒素はその温度の低さや特性から、
取り扱いにはさまざまな危険が伴います。

ファイル 3122-2.jpg

わたしが初めて聞いたときに意外で驚いたのが、
気化した窒素が充満して空気が薄くなることによる、酸欠の危険でした。

どちらかというと直接触れることによる凍傷・やけどのイメージが強く
「直接触れなければ大丈夫」なんて思っていたこともありました。

が…

この酸欠、「やばいな」と思ったときにはもう既に
自力で動けなかったり判断力が低下していたり、
その場から逃げることすらままならない状況になっていることもあり
本当に命が危険に曝されるレベルのリスクなんだそうです…。

実際に、研究機関や大学等でも過去に事故があったそうで、
まさに背筋が「寒」くなるような怖いお話を紹介しながら
そのリスクと取り扱いについての説明が1時間ほどされました。

なんとなく「液体窒素は危険」と頭にぼんやり浮かんでいても
実際に聞いてみると思いもよらなかったリスクがあり、
知らずに取り扱っていたら…と思うとそれこそ背筋が寒くなります。

だから「わざわざ1時間もお話を聞くほどのことか?」と
お思いになる方もいらっしゃるかもしれないのですが、
こういう講習を受講するというのは本当に大切なことだと思います。

そういう大切さをかみしめるかのように、
時にメモをとったりしながら、皆さん真剣に耳を傾けていました。

ファイル 3122-3.jpg

この講習を受講した方だけが、IDがシステムに登録され、
寒剤のくみ出し装置で学生証や職員証をスキャンすることで
液体窒素の供給を受けることができるようになります。

(登録していない学生証をスキャンしても供給されません)

時期柄もあり、これから研究等本格的に取り組み始める3年生が多いので、
この寒剤や先日の実験廃液意外にも常に安全に気をつけていただいて、
健康で楽しく実りある研究室ライフになればいいな、と思うのでした。

冬に起こりやすいハプニング集

2019.12.05

数日間岩手を離れていたワタシ。

昨日新幹線で戻ってきたのですが、底冷えする空気で出迎えられるあの季節がやってきたと実感しました。

結構、多くの方が経験あるのでは?
あの、新幹線のドアが開き、ホームに降り立った瞬間の

「っ!何この寒さっ!」

という感想。

たかが数日間なのに、冷え込み度合いは急激ですね。
どなたさまも、お風邪など召されませぬよう。

さて。
この季節になると、学生さんが集う食堂には、恒例といってもいい

ファイル 3120-1.jpg

こんな掲示が登場。
共済に加入していると、こんな時にはこんな風に助けてくれますよ、の事例紹介です。

岩大の学生さんたちは、真冬の大雪でもツルッツルのアイスバーンでも器用に自転車を乗りこなす強者ばかりではありますが、気を抜いた瞬間に怪我をしやすいのもこの地域の特徴。

また、ケガだけでなく頻繁に見舞われるのが

「水道管の凍結」

その発展形が

「水道管の破裂」

です。THE★大惨事。

水抜きの仕方?どうだっけ?なんてならないように、早め早めの対策を!ですよ。

外を見てみると

ファイル 3120-2.jpg

みなさん、肩をすぼめ背中を丸めて歩いてます。
寒いもんね。わかる、分かる。

食堂では、いたるところが

ファイル 3120-3.jpg

封鎖。
温めた空気を逃がさないことも必要ですから。

インフルエンザが流行り始めました、とか、薬の効かないインフルエンザが出ました、とか、そんな話題も増えてきています。

ウイルスに負けず、何とかこの師走を乗り切りたいものですね。

コンサートのシーズン

2019.11.29

歌うことは人一倍好きなので、
カラオケでは人一倍張り切ったりしますので、
音楽自体は好きな方だと思うんですが、
クラシック音楽について甚だ不案内でございまして、
うっかりそうした関係の話題が出た時には、
下をうつむき、
目を合わせないようにし、
生返事をしながら、
つい知ったかぶりをしてしまう
紺Bloggerでございます。

さらに言うと、そもそも「クラシック音楽」とはなんぞや、
というあたりから既に怪しいんですが。


でもね、実は、
そんな僕が大好きなクラシックの曲がありまして。
チャイコフスキーの「スラヴ行進曲」という曲なんですけども。

学生時代にたまたま聴く機会があったんですが、
その時、結構な衝撃を受けまして。
でも、そこは色々と不案内な僕ですから、
「なにこれ超かっこいい!」
っていうような、衝撃だったんですが。

ともあれ、それ以来ほんと大好きなまま今に至っておりまして。
だから、当然「スラヴ行進曲」っていう文字列には
敏感に反応するわけでございます。

で、今日も、その「スラヴ行進曲」センサーが
敏感に反応しまして。場所は本学構内、中央食堂前。
ファイル 3116-1.jpg
岩手大学管弦楽団の定期演奏会の看板を
チラッと見かけた時でございます。

この中ほどより少し下あたりに「スラヴ行進曲」が見えますねー。
「おぉ!やるのかい!!」と嬉しくなっちゃいまして。
今週末12月1日には陸前高田で、
12月15日には盛岡で開催するんですね、演奏会。
いいなぁ、いいなぁ。
いけたらいいなぁ、生で聴きたいなぁ。
いいなぁ、いいなぁ。


なんてことを思いながら、周囲を眺めれば、
管弦楽団以外でも演奏会等の案内看板がいくつか立っています。
ファイル 3116-2.jpg


こちらはマンドリンクラブ。
ファイル 3116-3.jpg
12月8日の開催。場所は上田公民館とのこと。

万が一「マンドリンって?」という方がおりましたら、
「こちらの記事」をご覧くださいませ。
とても素敵な音色を奏でる楽器ですよ。


そして、こちらはギターアンサンブル。
ファイル 3116-4.jpg
曲とは関係ない話で恐縮なんですが、
ギターアンサンブルの看板、結構好きなんですよ。
これとか大好き。
この看板も星が実は立体になってて、
「いい仕事してるなぁ」と勝手に感心しております。

12月7日に、盛岡市民文化ホール小ホールで、とのこと。


少し離れて
合唱団の定期演奏会の看板も。
ファイル 3116-5.jpg
こちらは12月22日、盛岡市民文化文化ホール大ホールで、
とのこと。もはやクリスマス直前になりますねぇ。
合唱も、いいですよねぇ。
最近になってようやくその魅力に気づいてきました。


いやしかし、いまさらですが、
12月ってコンサートのシーズンなんですねぇ…。

いずれどの演奏会も、
今まさに直前期、本番目前。
最後の仕上げに取り掛かっているところでしょうか?
素晴らしい演奏会となりますことを祈っております…。
ということでね…カラオケ行こうかな…。

廃液を搬入するまでが実験ですよ

2019.11.28

「家に帰るまでが遠足ですよ」みたいな語感にしたかったのですが
やっぱり文字数が…。

後期が始まって、早いもので2か月が経とうとしております。

学部やコースによっては、後期から3年生(獣医は4年生や5年生)が
各研究室へ配属になり、
研究に必要な基礎知識や設備の使い方、研究室のルールなどなどを
先輩方から教わったり勉強したりし始めている方々も多くいます。

そんなこの時期ということもあり、
全学での各種訓練や講習も大きなものから小さな規模まで
あちこちで行われています。

ファイル 3115-1.jpg

こちらは、廃液回収ステーション。

月に2回、実験で出るさまざまな廃液をここで種類ごとに回収して
専門の業者の方に適正に処理していただいています。

廃液と一言で言っても、その種類はさまざま。

酸やアルカリ、重金属、ヒ素、ハロゲン、廃油etc...

なんだか危険そうな、ちょっと怖いイメージのワードもありますね。

廃液は定められた専用のタンクに、適正な量を守って入れれば
そうめったなことで漏れたりこぼれたりしません。

が…

この廃液回収ステーション、

ファイル 3115-2.jpg

ちょうど大学の真ん中くらい?
人文社会科学部の敷地にぽつんとあります。

実験廃液は4つの学部すべてで発生するもの。

つまり、どの学部で出た廃液も、この場所まで運ぶ必要があります。
特に理工学部にいたっては、立地上、
ここに来るためには一度必ず道路を渡らなければなりません。
けっこう長い道のりなんですね。

道中、当然台車やリヤカーなどを使うことにはなるのですが、
舗装されていても案外凹凸や傾斜もあるし、冬には雪も積もります。

その運搬中に万が一こぼしてしまったら?
タンクの落下や転倒、こぼれた廃液等でケガをしたら?
そもそもタンクを安全に確実に運ぶためにはどうすれば良いか?

最近、タンクのキャップ、ちょっと締めがゆるいから気をつけよう!
夏は暑いけれどがまんして、運搬時はサンダルでなく靴を履こう!

などなどを、実演をはさみつつ、
あらためて基本からきちんと知っていただくための講習が行われていました。

ファイル 3115-3.jpg

ファイル 3115-4.jpg

みんな、いざという時のこと、把握しているようで
案外4択問題にすると意見が割れたりもしたようですね。

わたしも一部聞かせていただいたのですが、
この廃液回収だけでなく、いろいろな作業、お仕事、
はたまた非常時なんかにも役立ちそうだなと思ったのが

「有事の際は、そこにいるすべての人の命と身の安全が最優先」

「廃液の運搬時は必ず複数人で行動し、スマホ等連絡手段を携帯すること」

ということでした。

「いざ」という時は気が動転してしまって
普段どおりの動きや判断がなかなか難しいもの。

最優先すべきことがわかっていて、人手と外との連絡手段もある。
とてもシンプルだけど、心強い備えですね。

具体的な細かいやり方は、皆さん普段から気をつけてくださってるので
あいまいだった部分や知らなかった部分、間違えていた部分を
正しく適切なものにアップデートすれば大丈夫。

ここで得た知識を忘れず、
全ての学生さんが安全に研究を進められ、
卒論や修論が実り多いものになるよう、
わたしもささやかながら願っております。


===========
明日、11/29(金)は森の駅市場が開催されます。

時間:13:30~15:00
場所:ポランハウス(農学部附属植物園内)

新米(ひとめぼれ)、リンゴ、ブルーベリージャム、岩大味噌、
雑穀、鉢花などが並ぶ予定のようです。

特にリンゴや野菜類は品種・品目によって数に限りがあり
売り切れになることもありますのでご了承ください。

農場実習IIを履修する農学部2年生の皆さんが
寒い中、元気いっぱい心を込めて販売してくれますので、
是非皆様お誘い合わせのうえ、暖かくしていらしてくださいね。

(明日の最「高」気温は3℃だそうです…!)

ページ移動