先ごろの、とある晴れた日。
ふと見上げた先に、柿がたわわに実っておりましてね。
あー、秋だなー
なんて感じ入っていたわけなんですよ。
秋といえば、実りの秋、収穫の秋、
ってことで、他にも取り頃食べ頃なモノはないかな~
と見回してみたところ、すぐ近くにこいつがいたんです。
実は私、豆柿というのを目にしたのが初めてなもので、名前についてもその木の根元に落ちていたプレートで確認したくらいなんですよ。
この2種類の柿、地面に落ちていたものを見るとこれだけ大きさに違いがありまして、
明らかに別種であることが一目瞭然なわけなんですが。
(ここまでが前フリです)
この2種類の柿が生っていたのが「すぐ近く」と書きましたが、どのくらい近くかというと、枝葉が重なるくらい。
もっというと、根元が同じくらい。
というか、同じ木。
そう、一本の木のうち、こっちの幹には豆柿、こっちの幹には普通サイズの柿と分かれてるんです。
で、その根元付近を見てみると、地面から数十センチの辺りにきれいな境目があり、そこから明らかに木の感じが変わっているんです。
これ接ぎ木の跡ではないかと推察してるんですが、その台木の方から伸びている細い幹と、穂木の方から伸びている太い幹で、生っている柿の種類が違っているんです。
そして根元には、先程の「マメガキ」のプレートが落ちています。
ここまでの情報を元に回答を導き出すと
台木(普通サイズの柿)に豆柿を接ぎ木し、穂木である豆柿のプレートを取り付けた。
時が経ち、台木からも幹が伸び、その先に台木の実である普通サイズの柿が生った。
となるかと思います。
しかしこれには一つ大きな問題点があるんです。
それは、
台木の幹には豆柿が、
穂木の幹には普通サイズの柿が
生っていること。
よって、先程の回答は×となります。
かと言って、接ぎ木の台木のプレートはかけないでしょうし。
はっきり申し上げましょう。
私には、何が起きているのかわかりません。
どなたか教えていただけませんでしょうか?