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草と距離と筋肉痛

2020.07.03

「新緑の季節」はあっという間に終わり、
草の伸びる勢いが一気に増す「侵緑の季節」となっております。

そんな今日この頃、農学系の実習でも除草やそれに準じるものがあります。

例年行う実習で代表的なものはダイズの中耕除草。

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(2017年の写真です)

「ホー」と呼ばれる農具や手押しの管理機を使って、畝間の草を小さいうちに取り除く作業です。

しかしながら今年は「新しい生活」を考慮しての実習ということで
道具の使いまわしやインストラクター・見学者との距離などの観点から

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今年は、交代しながら草刈り鎌&刈払い機での実習となりました。

どちらもリーチが長い刃物なので、
あえて意識するまでもなくソーシャルディスタンスはバッチリ。

エンジン式の刈払い機は通常この実習では登場する機会がありませんが、
わたしたちの生活の中での需要は農学・農業分野にだけとどまらず、
扱い方を知っていて絶対に損はないマシンでもあります。

ファイル 3251-4.jpg

一方、草刈り鎌のほうでは「刃の研ぎ方」のデモンストレーションが。
こちらも例年はこの実習であまり登場しませんが、
刃物のメンテナンスや砥石の扱いもまた農学分野だけにとどまらず
わたしたちの生活すべてにかかわってくることでもあります。

例年の履修生さんはほとんど体験していないこれらの作業、
実はけっこうレアな体験なんですね。

感染症予防のための事情でやむを得ず、とはいうものの
むしろちょっとうらやましくもあったり。

ファイル 3251-5.jpg

農具の洗い場にはおたまじゃくし。
梅雨はもう少し続くけれど、いよいよ暑さは本番ですね…!