記事一覧

頭上注意

2011.09.28

一昨日ご紹介した圃場を抜け、教育学部の中庭とも言えるような場所にある、自然観察園方面へ。
すると、そこかしこでガサガサ、ボトボト、と、何かが落ちる音。
生憎落下の瞬間は捉えられませんでしたが、地面には音の発生源と思われる物体が転がっています。

まずはこれ。
ファイル 996-1.jpg
落下の衝撃でしょうか、割れた果肉から顔を覗かせる
ファイル 996-2.jpg
クルミ。
この種がやたら堅いことは皆さんご存じの通り。
これがそこかしこでボトボト・・・。
身の危険を感じたので、足早にその場を立ち去ります。

と、その先にはもう一つの発生源らしき物体がごろごろと。
ファイル 996-3.jpg
そう、栗。
青々した物から、イガが割れて実が顔を出しているのまで様々。
ファイル 996-4.jpg
これがそこかしこでボトボト・・・・。

観察園に立ち入る皆様、どうかお気を付け下さい!

由緒正しき筆跡

2011.08.18

附属植物園に設置してある看板から気になるところを巡ってきた「由緒正しき○○シリーズ(その1その2)」(いつの間にかシリーズ化)
今回は教育資料館真ん前のこちら。
ファイル 969-1.jpg
「万歳岩」
ふむ。
名前からして岩なんでしょうけど、どの辺りが万歳なのか、確認しにまいりましょう。

これまた自転車数十秒で到着の現場前。
こちらが「万歳岩」です!
ファイル 969-2.jpg
ふむふむ。
名前の通り岩ですね。いろいろ文字が刻まれていますが、達筆すぎて私にはさっぱり。
こんな時に便利なのが、右下の説明版です。

これによると、
「この石碑は、昭和天皇の即位を記念して建てられました。教員、学生の手で北上川から運ばれたもので、7,500キログラム以上の巨石です。碑銘の「万歳」は、時の文部大臣勝田主計の筆によるものです。」
だそうです。

てことは、
・今年は昭和で数えると86年ですから、そのくらい前からこちらにいらっしゃったようです。
・この位置から一番近い北上川岸まで、直線距離で約550メートル。当然道のりならもっと長くなるし、そして間違いなく上り坂。その条件で重さ7,500キロ超の巨石を運ぶ。一大事業ですね。
・この岩の中央に刻まれていた文字はやはり「万歳」だったようです。
ファイル 969-3.jpg
多分旧字体で右から左に読むように「歳萬」と書いてあるのでしょう。
・万歳も読めませんでしたが、文部大臣の名前「主計」も読めませんでした。「しょうだ かずえ」大臣、大変失礼いたしました。

由緒正しきスギとヒバ

2011.07.25

14日には、案内板中の山邊の松にスポットを当てましたが、こちらと同じように、なにやら名前の付けられている樹木がまだあるようです。
それがこちら、「目時のスギ、ヒバ」です。
ファイル 948-1.jpg

まずはこちらが「目時のヒバ」です。
ファイル 948-2.jpg
これらは目時家の生け垣となっていたそうで、見事に整然と並んでいます。
そしてちょっと気になるのは、看板の「サワラ」の文字。
案内の看板には「ヒバ(実はサワラ)を生け垣とし...」と書いてありました。
近縁の種のようですが、なぜヒバと呼ばれたのか、ちょっとだけ興味があります。

続いてこちらが「目時のスギ」です。
ファイル 948-3.jpg
はて、どちらでしょう?
目当ての木以外も大きく育っているため、遠目だとよく分からなくなってしまいました。
でもご安心を。根元に行くと、幹にしっかりとプレートが付けられています。
ファイル 948-4.jpg
「老杉」とありますが、この看板もなかなかどうして味のある佇まい。
「老板」とでも申し上げましょうか。

さてその「目時家」ですが、こちらの看板
ファイル 948-5.jpg
によると、初代盛岡市長の目時敬之の生家だそうで、ここでもしばしば会合が催されていたとか。
これだけの巨木に囲まれた、名家での会合...。緊張感で眠気も飛んだんでしょうかね?

由緒正しき松

2011.07.14

岩大エキスでもたびたび訪れております、附属植物園
ミュージアム本館への角には、このような
ファイル 940-1.jpg
告知板が設置されていて、園内の案内・配置はもちろん、季節に応じた様々な情報が提供されております。

近づいて現在位置を確認してみると、すぐ側に「山邊の松」の文字を発見。
ファイル 940-2.jpg
「松」と言うからには当然松の木なんでしょうけど、わざわざ「山邊の」と付けるには、それなりの理由があるはず。
早速探りに行ってみましょう。

はい、自転車5秒で到着した「山邊の松」の現場です。
写真ではちょっと伝わりにくい感もありますが、一本の松の木が横に広く枝を伸ばしていて、大きな盆栽を見るかのよう。
ファイル 940-3.jpg
大きく張り出した枝は、木組みで支えられており、柱には樹種の説明板もありました。
ファイル 940-4.jpg
それによるとこの木は「ヒメコマツ」だそうで、高さ約30mになると書いてありますが、この山邊の松は1mあるかどうか。
きっと手入れの賜なのでしょう。

そしてこの木の横には、解説の立て看板が設置されています。
ファイル 940-5.jpg
それによると、「通用門を入ってすぐ正面」、つまりこのあたりが「南部藩お目付役の家柄であった山邊家の庭」だったそうです。
もちろんそれは、明治36年、この地に盛岡高等農林の校舎が建つ前のお話ですから、樹齢となるともう想像もつきません。
そうなるとやはり、ただの松ではなく、敬意を表して「山邊」の名を冠することになりますね。

埋まっている場所

2011.06.17

岩大エキスを始めたころに「ハートのタイル」について紹介したことがあります。

それから数年経ちますが、「あのハートのタイルはどこに埋まっているんですか?、なかなか見つけられません(>_<)」とたびたび聞かれます。

ファイル 921-1.jpg

そこで。
今日は特別に、教えちゃいましょう。

ファイル 921-2.jpg

といっても、探す楽しみもあると思いますので、ざっくりとした場所だけ…。午後の館坂門はこんな感じ。人の流れが切れたところで近くによってみると。

ファイル 921-3.jpg

その矢印の先あたりに、ひっそりとあります。

見つけてみてください(^^)。

ページ移動