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下見

2009.02.24

 明日は入試の前期日程ということで、今日は会場の下見をする人がたくさんいます。

 そこで活躍しているのが新入生歓迎実行委員会。
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 寒い中、受験案内テントで受験生のために活動していました。
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 ウェルカムウェルカム。背中でも語ります。
 岩大って、こういうおそろいのジャケットが多いのが特徴かもしれません(他大出身者の感想)
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 下見は入口まで。

 みなさまの本番でのご健闘を祈念しております!!

古の

2009.02.23

こちら工学部4号館1階、リモートセンシングスペースへ向かう廊下です。
ここには情報システムに関するデバイスが各種展示されています。

例えば真空管が数十本並んでいたり
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記録媒体の棚では穿孔テープに始まり、
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磁気テープ(上段左)、フロッピーディスク(中段右、8インチの姿も)、ハードディスク(上段右、中段左)、光ディスク(下段左)、
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おそらくかなり初期のハードディスク等、
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通信機器の棚には電話機の他、モデムや初期のPHS、
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等々、その筋の人にはたまらないラインナップとなっています。
興味のある方は覗いてみては如何でしょうか?

書の道(3)

2009.02.20

(つづき)

 発表する作品が決まったら、展示できるように加工します。こちらは一転、工作になってきます。
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 作品は墨を吸ってシワシワになっているので、それをピンと伸ばさないといけません。
 台紙に貼りつけて伸ばします。「裏打ち」というらしい。
 水を吹きつけて裏からハケでバシバシ叩いています。紙って丈夫だな。
「水かけたら、せっかく乾いた墨が溶けてきませんか?」
「裏打ちする前にホルマリンで処理するので大丈夫です」
 ホルマリンとは意外。
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 裏打ちしたら、フチに糊をつけて表裏をひっくり返し、
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 木のボードに貼りつけます。
 ここでナナメに貼ってしまったら、だいなしです。ミリ単位の仕事が続きます。
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 位置を調節したら、空気の泡が残らないようにチェック。
 一晩ほど乾かすようです。
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 写真には撮っていませんが、作品を採寸して台紙を用意する「設計」、ボードを作る「木工」、作品を囲む装飾(色紙)を作る「表具(ひょうぐ)」というプロセスがあります。
 分業・協力で出来上がるんですね。

 こうしてできた作品は、展覧会でお披露目されます。

「岩手大学教育学部 書道展――古典に基づいて」
  【会期】 2009年3月7日(土)~11日(水)
  【時間】 10:00~17:00(最終日は15:00まで)
  【会場】 岩手県民会館 第1・第2展示室

 展覧会までは気の抜けない日々が続くと思いますが、頑張ってください!!

書の道(2)

2009.02.19

(つづき)

 何枚も書いたものの中から、最良のものを選び出す「合評」にお邪魔しました。
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 先生が「こっちの方が面白い」とかおっしゃるのですが、門外漢の私にはわかりません。
 「なんで文字が真っすぐ並んでるのを選ばないんですか?」とか素人質問をしてみたり。
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 修正の指示も入ります。
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 これは緊張しそうですね……。
 レーザーポインターを使って、文字のカスレや空間のとりかた、漢字と平仮名の調和や墨の濃さなどの良し悪しが評価されていきます。
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 作品が大きいので、ぶら下げるのも一苦労。
 「右のを残して、左のは降ろそう」と選別が重ねられていきます。
 決定版が決まると、拍手です。
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 まだまだ続く。

(つづく)

書の道(1)

2009.02.18

 教育学部・書道専攻の制作現場を見せてもらいました。
 書道って、たしか小学校のとき以来です。あれ、中学校でもやったかな? そのくらいの記憶しかないので、初めて見るのも同然です。

 まず、筆で文字を書いて……ではないのです。
 最初に何を書くのか決めなければいけません。古典(漢文や古文)の中から選び出します。
 そして、そこにどのような文字があるか調べる。
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 たとえば、「か」の文字がどのように書かれているか。古文(の写真コピー)から拾い出し、研究するのだそうです。
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 この人は自分で書き写しています。ぜんぶ手書きですよ!?
 自分で文字のカタログをつくるなんて、気の遠――――――くなりそうな作業ですな。

 書くのもえらく大きな紙です。小学校で使った半紙の50倍くらいあるかも。(小さい紙に書くものもあるそうですが)
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 墨の入れ物も、もはやバケツ。
 これだけの墨を手ですると、それだけで一日かかるそうです。
 そこでこちら。
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 墨すりマシーン!!! この器械、初めて見ました。
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 一度に全体が見わたせない大きさだと、バランスをとるのも大変そうです。
 書き始めてから何時間かたたないと、よいものが書けないとのこと。芸術の道は険しい……。

(つづく)

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