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とても賑やかだなと思ったら…

2013.03.27

昨日から、大学構内がなんだかとても賑やかな雰囲気。

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多くの方が往来されているし、何だろう?と人の流れについて行ってみて分かりました。

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日本森林学会が、開催されていたのでした。
第124回大会、ということは、非常に歴史ある学会なんですね!。

学会のプログラムを拝見すると、「造林・利用・動物・林政」などなど、専門分野ごとの発表会場が用意されており、その数なんと15!。

大会本部の先生から許可をいただき、発表会場にオジャマさせていただいたところ…

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多くの方々が様々な研究発表をご覧になり、討論を深められておりました。

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ピリッとした緊張感に包まれる発表会場。このような雰囲気は、大学らしくてとても好きです。

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こちらはポスター発表の会場である第一体育館。
口頭発表の会場とは違い少し砕けた雰囲気なのですが、近くに行くと、発表者と聴講者との間には熱い討論が交わされていたりするんですよ(^^)。

この森林学会、関連学会・研究会の開催も含め、明日までの会期となっているそうです。

hoyabu

2013.02.13

本学事務局棟1階、
インフォメーションルームにございます、
復興支援活動に関する学内掲示が、
このたびリニューアルされました。  
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専用展示パネルが設置されたので、
展示資料の大きさの自由度が上がったり、
更新が容易にできるようになったみたいです。


それに沿岸地域のガイドブックや、
イベント資料も置いてますのでね。
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ふらっと気軽に立ち寄って、
ぜひご覧いただきたいなぁ~、
なんて思うわけなんですけども・・・。


今日は、お話したいことがまだありまして。


唐突ですが。
この展示パネルで紹介されている、
これ↓知ってます??
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・・・・・・どうでしょう??
・・・・・・「海のパイナップル」なんてね、
呼ばれたりもします。


・・・・・・あっさり回答でございますが、
こちらは「ホヤ」っていう海産物でしてね。
酒の肴なんかでよく食べられておりましてね。
学内には「ホヤ部」という
「ホヤ」をこよなく愛する職員グループがあるほどで。

わたくしなんぞ、
「ホヤを味わえることが大人の証かなぁ~」
なんて思ってたわけなんです・・・がー・・・。


・・・どうも東北の太平洋側以外だと
「ホヤ」ってあんまり食べられてないらしい。


わたくし、岩手県生まれなので、
近所のスーパーで売っていたりして、
そのビジュアルの強烈さが幼心に焼き付いているほど、
なじみ深い食材なんですが。

どうなんでしょう、実際のところ??
皆さんの地域ではいかがでしょう??


・・・そんなことを気にしていたら、
ホヤを肴にお酒が飲みたくたくなってきた(←大人アピール)、
んですが・・・・・・。


ホヤの旬は夏なんだそうで・・・。


・・・・・・ホント夏が待ち遠しい。
・・・極寒の岩手 盛岡であります。

スーパーサイエンスハイスクール

2012.11.28

みなさん、「スーパーサイエンスハイスクール(略してSSH)」と言う制度をご存知でしょうか?。

SSHの活動推進を支援している科学技術振興機構のHPを見ると

「高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進」

する取り組みである、と説明されております。
要するに、高校で学習する理数教育の枠を越した、少し難しい内容にチャレンジすることで、生徒さんたちの持つ能力を高めましょう、という取り組みのようです(違うかな?)。

SSHの指定校は全国にたくさんありますが、岩手県では3校が指定を受けています。そのうちの1校、水沢高等学校の生徒さんたちが、先週の金曜日、勤労感謝の祝日に、岩手大学で様々な実験を行いました。

開講されたテーマは全部で6つ。
 ・光と色の化学
 ・建物の耐震に関する実験
 ・人間の動作をロボットに伝達するには?
 ・都市鉱山からのレアメタルの回収
 ・花、野菜及び果物の色とアントシアニン
 ・ストレスとそれに対抗するリラクセーション法の効果について
でした。

そのうちの1つ、「光の色の化学」の教室を覗くと…

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やってる、やってる!。
真剣な表情で、講義を聴きつつ渡された資料を読んでいました。

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その後は、自分たちで作った「簡易分光器」で様々な現象を観察したり

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目で見た様子を分析装置のデータと照らし合わせて、現象を実感したり

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実験器具や試薬を豊富に用いた実験に時間を忘れたり

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初めて行う操作に神経を集中させたり…。

この日の講座は9:30から16:00までの長丁場。生徒さんたちは7:30に集合ということで、なかなかのハードスケジュールでしたが、それでもすごく楽しそうな様子が印象的でした。

参加している生徒さんたちは1年生や2年生で、まだ進路を決めていない人も多い雰囲気でしたが、このような経験が何かのきっかけにつながれば嬉しいな!と、そんな風に思った一日でした。

毒劇物指定を受けた試薬の保有確認

2012.11.21

岩手大学では、年に一度「毒劇物指定を受けた試薬の保有状況に対する内部監査」を行っております。

研究を進めるための実験や学生実験等で扱う試薬の中には「毒物及び劇物の取締法(いわゆる「毒劇法」)」という法律で「毒物及び劇物」に指定される試薬も多々扱われています。

研究や実験に携わるいろいろな人が様々な場面で扱う試薬。よって、残量などの管理も含め適切に保有していくことやその意識が大切になります。
そこで、文頭に戻るのですが、これら試薬の保管等を確認し、試薬に対する保有意識を再確認するため、年に一度、これらを対象にした「内部監査」が実施されます。

この内部監査、今年は今日からスタートです。約1カ月かけて附属施設を含めた全部局を確認して回りますので、今日はその様子を皆さんにもお伝えしますね。監査する側の気分でご覧ください!。

まず、監査を行う場合、監査側は

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監査対象の試薬一覧とチェックシートの「監査セット」を持ち、責任者の先生のお部屋に伺います。
そこで、監査対象の試薬が保管されている場所へ案内していただき

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普段は施錠されている薬品庫のカギを開け、対象試薬の残量が明記された受払簿と共に試薬を確認させていただきます。

ところで、皆さん。
「同じ会社の同じ試薬名で同じ量のものを5本保有していたら、どうやって見分けるんだ?」とか思ったりしませんか?。

実は、岩手大学では、購入試薬の入出管理を行っており、試薬ごとに管理番号が振られます。管理は

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このように「QRコード」で行われています。ちなみに、赤線が入っているシールは劇物指定の試薬です。

監査は、該当する試薬の中から対象物をランダムに選択して確認させていただく方式を取っているため、「●●と言う試薬を見せてくださいますか?」とお願いすると、先生は監査員と一緒に

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該当する試薬とその受払簿を渡してくださいます。

なので、同じ名前の試薬をたくさん購入した先生は

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「これか?いやこっちか?」

と這いつくばることも(^_^;;。

とはいえ、先生方は皆さん、どの試薬がどこに保管されているのかをしっかりと把握されております。普段から適切に使用していらっしゃる証なのでしょう。

監査員はこの1カ月、あちらこちらの研究室をおじゃま致しますので、伺いました際には、どうぞよろしくお願いいたします。

国際交流フォーラム

2012.11.15

一昨日のことです。
新しくできた工学部の銀河ホールを会場に、国際交流フォーラムが開かれるというので、参加させていただきました。

銀河ホールについては、この記事や、この記事でもお伝えしていますが、ワタシが足を踏み入れるのは初めて。シックな色合いの、とてもきれいなホールでした。

さて、この「国際交流フォーラム」ですが、なんでも

 ・本学の教育の質の向上
 ・海外からの優秀な留学生受け入れのための環境整備
 ・戦略的な国際連携
 ・国際化拠点形成のための活動

という目的のために立ち上げた「研究グローバル化特別対策室」の主催ということで、講演はすべて英語とのこと。大丈夫かな?ワタシ(^_^;;。

などと心配しているうちにフォーラムがスタート。

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司会の先生のご挨拶ののち、

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コーディネーターの先生から、ご講演いただく先生のご紹介がありました。このご紹介の段階から英語onlyの時間です。

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今回ご講演くださいましたのは、韓国蔚山科学技術院(UNIST)の金兵洙先生。UNISTは創立されて4年目という非常に新しい研究機関だそうで、そのあたりの事情や理念についてお話しくださいました。

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UNISTは、国際的に評価の高い研究成果を生み出すための教育を目指していることから、授業はすべて英語で行うそうです。また、優秀な成績を収めているにもかかわらず経済的な事情で進学を断念せざるを得ないような高校生に対し、他大学より授業料を優遇するなどの対応を取っているとのこと。

何年後にはどういう大学にしたい、という長期的なビジョンもしっかりとあるそうで、研究に対する熱意を非常に強く感じました。

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最後は、金先生を囲んで記念写真。

ご講演は約1時間という短い時間でしたが、他国の研究・教育事情を知ることができ、語学力の必要性を痛感することができ、とても有意義な時間となりました。

この国際フォーラムは、これからも開催されるそうです。
専門研究のみのご講演ではないので、どなたでも気軽にお聞きいただけますよ。ご興味のある方は、次回以降、ぜひご参加を♪。

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