2017.06.28
先日、桃先輩が坂を下っていった先の突き当たり。
右にも左にも進まず、真正面にずずいっと分け入った先にあるのが、
一年生の「総合フィールド科学実習」で使う畑のある
「下台圃場」だったりします。
他にもたくさんの研究室でさまざまな研究や実験に使われている圃場です。
さてさて、そんなキャンパス敷地内にある圃場では、
先日一年生が大根とほうれん草を収穫しました。
じゃーん!
ご立派!
そしてみんなで引っこ抜きます。
(学生さんから「大根の収穫ってどうやればいいんですか!?」と尋ねられたりするのですが
タイトルの通りの回答です)
(決してダイコンの収穫や生育を知らないとかではなく、
「大学の授業だから、何かしら決められたやり方があるのではないか」
「勝手に自己流でやってはいけないのではないか」
という感覚からの質問のようです)
普段、これも含め実習の様子なんかをお伝えするときに
ほんの一部分だけの景色を切り取っているわけですが、
たまにはデジカメやスマホの便利な機能に頼ってみてもいいじゃない!
ということで。
パノラマモードを使って全体をぐるりと見渡してみました。
けっこうたくさんいるように見えますが、
半数ずつ隔週での実習なので受講者数はこのさらに倍なんですよ。
こうしてみるとちょっとだけお分かりいただけるのが、
この圃場、キャンパスと閑静な住宅地とに挟まれているんです。
同じキャンパスの敷地内でも正門やその近辺の交通量の多い通りとは
位置(方角)も雰囲気も真逆なこの圃場。
でも実習の時間だけは一度に100人近くもの人が入るわけなので、
ちょっとにぎやかになります。
パノラマ撮影に苦戦しているうちに、
皆さんは収穫物した野菜の分配に入ってました。
ダイコンの葉っぱもしっかり分別してます。
みそ汁なんかにいいですよね、ダイコンの葉。
一口に「大学一年生」といっても生活スタイルはさまざまです。
ですが、
実家、アパート、下宿。
自炊する人、しない人。
野菜好きな人、そうでもない人。
この辺の違いでだいたいの配分はおのずと決まってきます。
さて、6月も下旬になりまして、
この実習も残すところあと1か月と少々です。
いよいよ次の収穫はみんな大好きじゃがいもと枝豆!
(大根やほうれん草はおやつにはなかなかしづらい野菜ですからね…)
(料理と野菜が好きな人には好評なのですが…)
それまで、もうしばらく観察と管理(あと草取り)が続きます。
食べることがメインの目的ではないにせよ、
がんばってお世話したあかつきにごほうびがあるのは嬉しいですよね。
いよいよ暑くなってきましたが、こんな風に小さな楽しみを見つけつつ
ほどほどに張り切っていけたら良いなと想う今日この頃です。