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学会?、学会。

2012.09.18

大学の先生方や研究室に所属後の学生さん・院生さんにはなじみのある言葉です。

「学会」

でも、学会って一体なんだ?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?。

すごく簡単に言うと、普段の研究から生まれた成果や、成果を生むために行っている実験の効果などを報告・議論し、専門の見識を深めるための場、と言えば分かっていただけるでしょうか?。

また、国内だけではなく国際学会などもありますので、「学会」という一言ではありますが、規模も専門も目的も、本当に多岐にわたります。

その「学会」。

先週、本学にて「日本獣医学会」が開催されました。参加者が1000人を超えるという非常に大規模な学会です。例年なら心地良く過ごせる盛岡ですが、今年は例外的に猛暑が続いており、驚かれた方も多いのでは?。

というわけで、皆さんにも学会の雰囲気を味わっていただきたいと思い、今日はその様子をお伝えします。

まず、学会に参加する場合、受付にてネームプレートや発表論文などが掲載されている冊子資料等を受け取るところからスタートします。

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それが、こちら。
参加者の名簿は大学・研究機関ごとだったり氏名順だったりに分かれていますので、指示されている通りに進み、受付を済ませます。

ところで、初めて伺う大学だと、その学会の会場がどこで受け付けがどこで…というのが分かりませんよね。
なので、学内にはあちらこちらに

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このような掲示が出されます。
この矢印通りに進んでいくと、目的の場所に付くことが…って、迷うこともあるのですが(^_^;;。

学会に参加する場合、【発表】と【聴講】のスタイルに分かれます。成果や実験過程を伝えたい場合は、「口頭形式」もしくは「ポスター形式」にて

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このように、発表を行います(画像は、口頭形式の発表です)。
また、他の研究者の研究成果を学び自らの研究の参考にする場合や、グループ内の別の研究者が発表をする場合、聴講形式で学会に参加します。

発表って、緊張するんですよねー。
堂々と発表される方々を拝見すると、心底尊敬します。

そうそう、今回開催された学会の中では

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東日本大震災時の岩手大学の取り組みが、このようなパネル展示で紹介されておりました。上記画像ではその一角しか写せていませんが、エントランスにはたくさんのパネルがあり、岩手大学が行った取り組みの多さを改めて実感した次第です。

と、このような雰囲気で学会は進みます。
学会の最中は、会場だけでなくキャンパスの各所でアカデミックな会話を耳にすることができる、ぜいたくな時間なんですよ。

最後に、

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もし、昼食をとられるなら、中央食堂の「肉みそうどん」がおすすめですよ、と心の中でささやいた瞬間も付け加えつつ(^^)。