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国際会議へ初参加!

2014.09.02

以前より、日本に素粒子実験施設「国際リニアコライダー」を建設しよう!という計画ありました。
岩手県と宮城県にまたがる「北上山地」が適しているのではと報告されてから、この8月でちょうど1年が経ちました。これまで以上に、岩手県では誘致に力を注いでいます。

国際リニアコライダーは、よく「ILC」と略されますが、これは
 【International Linear Collider】
の頭文字を合わせていることは、皆さんご存知ですね。

そのILCに関する国際会議が、先週の水曜日から金曜日まで、一関市内の「一関図書館」を会場に開催されました。

この国際会議はこれまで様々な国で開催されてきました。第9回を迎える今年の開催国は日本。岩手大学と高エネルギー加速器研究機構との共同で開催となりました。

という訳で、岩手大学からは工学部教授の成田先生と技術職員4名の計5名が会議運営の為に一関へGO!。たまたま、Bloggerの桃と緑がこのメンバーだったため、今日・明日とこの会議の様子をご紹介します。

ちなみに。
この会議については、

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岩手日報の1面に大きく取り上げられました。
こんなにすごい会議を支えているんだ!と思うと、スタッフの気持ちはとても誇らしげ♪。

開催にあたって、

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受付前のポスターや

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会議のポスターも自分たちでデザイン。世界中の研究者に東北・岩手・一関の印象を深く残していただくため、様々な部分で工夫を施しました。

この扉の奥で行われている会議の様子は、明日、緑Bloggerから紹介がある予定です。

ところで。
当たり前ですが、国際会議に参加されている皆さんは、英語を共通語として使用されます。

そのため

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「このコンセントに違う形状のタップを差し込んじゃったんだけど、ごめん、どうにかならないかな?」

「あれー。結構しっかり刺さっちゃったんだねー。良いよ、どうにかして外してあげるから心配しないで!。」

等の会話もすべて英語。

その他、

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会議の合間の休憩時間も、会話は英語で進みます。
だから、会議に参加している日本の研究者同士も英語。もちろん、会議中のディスカッションも英語になるわけです。

本学は国際化社会に対応するべくグローバル化に力を入れておりますが、ILC計画が進むと、ますますこのような場面が増えてくるだろうなーと感じました。

だから、いま勉強に励んでいるみなさん。
頑張った方が良いよ、ホントに、ホントに(^_^;;。

学生さんがが夏休み中の大学

2014.08.26

学生さんが夏休みに突入し3週間が経ちました。
休み入りたてぐらいであれば学生さんの姿が見えるキャンパスですが、3週間もたつと

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全く持って静か。
いつもなら自転車で埋め尽くされる駐輪場も、スカスカです。

大学を含む学校関係に勤めている人には経験のある

「夏休み、長くて良いね!」

という一言。
確かに学生さん達の夏休みは長いんですが、その間も教職員は働いているんですよー(^_^;;。これ、声を大にして言いたいですね(^^)。

じゃぁ、この期間、どんな仕事をしているの?と思う方も多いですが、例えばこれ。

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学会の開催。
授業の開講が無い間の建物・教室を使って行われることが多く、大学等を会場にすることが良くあります。
開催の準備もそうですが、まとまった時間が出来てから発表の準備を本格化する方も多いですよ。

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タイミング良くトラックがきて開催の準備を展開しているのは

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日本体育学会。
体育というだけあって、グランドを使ったワークショップや講習会があるんですねー(^^)。

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グランド含め、岩手大学が会場になるのは明日と明後日の2日間だそうです。

これも夏休み期間の重要なお仕事の一つです(^^)。

卒業生が在学生に講義するの巻

2014.07.23

ここは教育学部。
水曜日の3コマ目、理科教育法(小)の授業風景。

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でも、いつもの授業とは違うんです。

何が違うか。それは、

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卒業生の特別講義だから(^^)。

実は、この方、メタ認知という領域を専門的に研究されているのです。メタ認知を教育に活かして授業を形成すると、児童・生徒の理解がどの程度まで深まったかが分かるため、徐々に教育の現場に取り入れられ始めているとのこと。
よって、この教育法の1コマが特別講義に充てられたそうなのです。

ところで、メタ認知ってご存知ですか?。
Wikipedia先生やWeb内で情報を集めたところ、

【メタ認知】自己の認知活動を客観的に捉え評価した上で制御すること

と解説されていますが、正直良く分からない…。
もう少し詳しい解説を探してみると

 ・自分を客観視すること
 ・自分が考えていることと他人が考えていることが違うと分かること
 ・自分の知識量より他人の知識量の方が多いと知っていること

などがメタ認知に由来する考え方のようなのです。

とはいえ、良く分からないから研究対象になるといえばその通り。

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だから、1つの研究領域として確立しているのでしょう。その研究領域を持ってして在学生に講義できるのも幸せの一つですね。

また、学生だった頃と変わらぬ雰囲気のまま講義をしている彼の姿を眺めるのも、ワタシにとっての幸せの一つでした。

この思考にメタ認知が働いているかどうかは別として(^^)。

***

さて、先日のウバユリの記事についてこんなコメントをいただきました。

「ウバユリのウバは「乳母」なんでしょうかね。」

で、調べましたところ、そうではないようです。

漢字で書くと「姥百合」。
なんでも、花が満開の頃になると葉が枯れ落ちてしまうウバユリの様子を【葉=歯】として例えたシャレから名付けられたとの説明がありました。

シャレで付けたとはいえ、何とも残酷な名づけかた(^_^;;。

現在では、花が咲いても葉が落ちるばかりではないようですし、今が漢字の変え時かも知れませんね。

ストレスを見つける和空間 ~その1~

2014.05.27

銀河ホールに向かうべく建物に入った瞬間、何やら変なものを見つけてしまいました。

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それは、これ。
コンクリむき出しのモダンな空間に全くなじまない和空間。
あまりの違和感に「なんじゃこりゃ~??」と近寄ってみると

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「KOKORONOMA」と書かれた茶室っぽいエリア。
でも何のための場所かよく分からず…。

近くのパネルとパンフレットを読んで、ようやく判明しました。
どうやらここは、

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自分の心のストレスと向き合える場所のようなのです。
しかも、ただストレスと向き合うだけじゃなく、自分のストレスの原因を
可視化し、世界中から集まる事例の中から早期に対応方法を見つけましょう、というための場所の様で、そのストレスを少しでも浄化し心穏やかにいられるようにするために、茶室と床の間をコンセプトにデザインしたということらしい。

で、ちょうど中には、若干のストレスを抱えた緑Bloggerがおり

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何やら手を動かしながら

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画面を操っているらしく…

え?なになに?ますますわかんないんだけど…(@_@;;。

(続く)

ストレスを見つける和空間 ~その2~

2014.05.27

(続き)

手を動かしつつ画面を操っていた緑Bloggerと場所を交代してみると、そこには

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「KOKORONOMA」の操作方法のパネル発見!。

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このセンサーの上で指をマウス代わりに動かすことで、目の前のスクリーンを操作できるようになっていたという訳でした!なるほど!。

理解できると動かしたくなるのが人の性。

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まずは「自分」のエリアを恐る恐る人差し指で選択。
上手く行った♪と思った瞬間、スクリーンが

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あららら、これまたなんじゃこりゃ??。
どうやら、「自分」という言葉に関連するキーワードが放射線状に拡がり、この中からさらに関連性の強い言葉を選んで進んでいくようなのですが…ここでなぜか勝手に「アルコール」という言葉を選んでしまったワタシの人差し指(T_T)。

再びこのキーワードを選択してみると

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更に関連ワードを選択するか、このまま関連情報を閲覧するかが選べるようになってました!。

この独特の操作性、一度経験すると癖になる~(^^)。

どなたでもお使いいただけるようです。
一度試されてみてはいかがでしょうか?。

#尚、パンフレットによると、この研究は「文部科学省特別経費『生体機能の理解にもとづく災害ストレス支援の推進事業』」として行われたもので、岩手大学大学院バイオ・ロボティクス部門教授 山口先生が研究代表者としてすすめられた研究とのことです。

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