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節子の井戸で感慨にふける。

2016.09.21

今日は気持ちのいい秋晴れ(?)の盛岡です。
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皆さまいかがお過ごしでしょうか?

先日。
NHKの「歴史秘話ヒストリア」という番組で
石川啄木が取り上げられておりました。

テーマは
「妻よ、私がバカだった~石川啄木と妻・節子~」。
ご覧になりました?


内容は…番組HPをご覧いただければと思うのですが、
とにかく自分の文才を過信するあまり、
トラブルをお越し、家庭を顧みなかった啄木が、
奥様が家を出てようやく目を覚まし、
今に残る名作を遺すまでになった様子をドラマにして
紹介しているんですが…。


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本学の植物園にあります
「節子の井戸」
…あのドラマを見てから訪れ…
…井戸のふたに刻まれた詩を読んだりしますと…。
…ドラマで見た節子さんの苦労を思い出し…。
…一人勝手に感慨に浸っておりました…。


すると。
「(紺Blogger)さん!」と僕の名を呼ぶ声が。


何かあったのかしら、と振り向きますと。
農業教育資料館の受付職員さんから
「ポポー拾ったよ!!」
との衝撃(?)報告が!


「なんとっ!!」と叫ぶと同時に駆け出し、
資料館に駆け込むと
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風で落ちたらしいポポーが数個。。。
やはり方々に
「僕はポポーを食べたがっています」
アピールをし続けておいてよかった!!

まだ熟してはいないようなので、
持ち帰って少し様子を観察した上で実食します!!
報告は次回!!

宮沢和樹さんのお話を聞く

2016.09.08

お疲れ様です。
紺Bloggerでございます。


先日、企画展の宣伝をさせていただいた
本学での宮沢賢治生誕120年記念事業。
おかげ様で好評をいただいております。


本日はその事業のもう一つの目玉である、
宮沢賢治の弟 宮澤清六さんをおじいさまに持つ
宮沢和樹さんを招いての講演会が開催されました。
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講演テーマは「祖父、清六に聞いた兄・賢治」。


何と言いますか……うまく伝わるか不安なんですが。

ここ数か月、本事業の関係で
本学に残る宮沢賢治関係の資料に目を通したり、
それをまとめたりしてきました。

そうした作業を通じて、
童話や詩でしか触れてこなかった宮沢賢治の
別の側面を知ることができ、
ホント少しずつですが、
僕の中の「宮沢賢治」像が
豊かになってきたように思っています。
一人の人としての個性を伴ってきたと言いますか。
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なんか…今日のお話は、
それを、さらに、とても豊かにしてくれるお話でした。
特にもユーモアあふれる逸話の数々のご紹介は
強く印象に残っています。
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…むぅ…うまく表現できないな…。
……申し訳ありません…。
……もう少し時間をかけて、
今日知ったお話を自分の中でまとめたいと思います。


とにもかくにも。
せっかく宮沢賢治が生きた場所で過ごしており、
こうした機会に恵まれた場所で働いていますので、
宮沢賢治の色々な足跡をたどってみて、
改めて童話や詩に触れてみたいと思う今日この頃です。

○度目の正直

2016.09.02

こんにちは。
紺Bloggerでございます。


各色Bloggerも触れております通り、
今回岩手県を襲った台風10号が、
県内各地に大きな被害をもたらしました。


見知った場所も多く被害に遭い、
言いようの無い辛さを感じます。

被害に遭われた皆さま、地域の
一日も早い復興をお祈りするとともに、
何らかの形で応援ができればと思っています。


さてさて。
本Blogでたびたびこの時期に僕が触れはじめ、
最終的に「今年もダメでした、すみません」
とお伝えしていることがあります。


それは「ポポー実食」


植物園内某所にある
ポポーの木。
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今年も実っています


今年は!
今年こそは実食しますよ。

1年目(2014)は気付いたら
全ての実が姿を消し、
2年目(2015)は気付いたら
11月に入ってしまっていました。


収穫期である9月下旬から10月頃に
間違いなくわが口に投入できるよう、
今年は毎日の昼休みの定点観測を欠かさないことと併せて、
方々手をまわしておきたいと思います…!
いよいよ三度目の正直です。
こうご期待!!

農業教育資料館がグッズになって登場!

2016.08.24

8月も、あっという間に下旬。
夏休みの真っ最中なので、いつもは埋め尽くされている駐輪場も

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ガラガラ(^^)。道が広く感じます(^^)。

とはいえ、1か月以上の休みを自由に自分のために使えるというのは大学生の特権ですから、ぜひ有意義に過ごしてくださいね。

さて。
先日、本学のHPでこのような記事が紹介されました。

「農業教育資料館(旧盛岡高等農林学校本館)関連のグッズ販売を始めました」

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これはHPに掲載されていた写真ですが、クリアファイルと絵葉書、それぞれ5種類ずつ作られたようです。
重要文化財に指定されている農業教育資料館は、本学がとても大切にしている場所なので、こういった形で身近に感じられるというのは嬉しいことですね。

農業教育資料館で販売されているとのこと。
お土産にも最適だと思います。資料館見学に合わせ、どうぞお買い求めくださいませ(^^)。

クリアファイルと言えば。
先日、この記事で「ハローキティとサイエンスがコラボ!」と紹介しましたが、いよいよ先行発売が開始となりました。

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岩手大学生協では残念ながら取り扱っていないようですが、県内の限定店で店頭に並びはじめています
先日の記事の続報、ということで、さっそくクリアファイルとキーホルダを購入。併せて紹介させていただく次第です(^^)。

ささやかな感動

2016.07.20

こんにちは。
紺Blogerrでございます。


既に本Blogにも書きました通り、
ここ最近、宮沢賢治関係のことを調べています。


その関係で、
宮沢賢治の得業論文を読んでいます。
…「得業論文」。聞きなれないとは思うのですが、
高等農林学校における卒業論文だと考えて頂ければ良いのかな、と思います。


で。
その得業論文なんですが、
いくつかの参考文献が記載されておりまして。
その一つに
「S.L jodidi Chemical Nature of the Organic Nitrogen in the Soil Journal of the Chemical Society.Vol.102.p292」
という表記がありました。
仕事柄、「Journal of the Chemical Society」
という雑誌に載ってる論文なのかな、というのはわかります。


で。
本学図書館の検索システムで
「Journal of the Chemical Society」を調べましたら、
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それらしい検索結果が。


で。
例の積層書庫を確認しましたら、
当該雑誌が残っており、上記ページ(p292)
に、参考として記載されている論文についての記載を発見。


(これそのものを手に取ったかどうかはわからないものの)
「宮沢賢治もこれを読んだんだろうなぁ」
としみじみ感動しながら当該ページを読んでいくと、
そもそもは
「JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY」
に当該論文が掲載されているようで。


で。
当該雑誌のHPを見ると、
その論文を見ることができました
(1912年発行のVolume34,Issue1に掲載されています)。
……悲しいかな…。
……僕の英語力ではその論文を読解できませんが…。


本当、オチらしいオチも無く恐縮なんですが、
辿れば辿れるものだなぁ、というのと、
大学図書館っていうのは奥深いなぁ、というのと、
ネットのおかげで掲載誌も見られる時代なんだなぁ、
と、ささやかな感動を覚えた本日でした。

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