はぁ…。
なんてこった…。
緑先輩からツッコミをいただいた通り、
わたしは去年に続き、
またエキスのお誕生日を忘れてしまった模様です…。
実は、業務とは関係ない個人的なものですが、
ずっと苦戦していたとある資格の試験に合格しまして、
ちょうどその翌日が例の9月30日だったというわけです。
…何が言いたいかって、
そう、浮かれていたんです。
合格までなかなかに苦労したという経緯もあり、
ポーカーフェイスを装ってはいますが、
心の中ではもうお祭り騒ぎ、なんなら山車も御輿も出動です。
同時に学内が賑やかさを取り戻したことで
「あぁ、学生さん、よく来ましたね、おかえりなさい…!」
などと変に高いテンションになってしまう始末。
先人の言葉に
「勝って兜の緒を締めよ」というのがありますが、
まさに今のわたしのためにある言葉です…。
浮かれすぎには気をつけます…。
落ち着こう、わたし。
来年は…覚えてるかな…いや思い出さないと。
思い出そう、わたし。
皮肉にも、こんな反省文を書いていたのも、
ちょうど去年の10月4日。
人はなぜ、過ちを繰り返すのだろう。
人はなぜ…(遠い目)
…そんな言い訳を並べておりますわたしですが、
獣医学科の「遠隔講義」にお邪魔してきました。
何度かこの遠隔講義もエキスでご紹介させていただいておりますが、
「初めて聞く」という方もいらっしゃるかと思うので…。
遠隔講義とはなんぞやと申しますと。
専用のシステムを使って、
遠く離れた大学の講義をスクリーン越しに聴講することができる
なんならマイクをONにすればリアルタイムで質疑応答も可能な
とても画期的な方法で行われる講義です。
(受けるだけでなく、岩手大学から遠く離れた大学へ
講義を発信することもありますよ)
本日ですが、日本獣医生命科学大学から先生をお招きして、
東京農工大学の講義室から発信される
「魚病学」です。
つまり、
直接講義を受ける=東京農工大学の学生さん
ライブ中継で講義を受ける=岩手大学の学生さん
講師の先生=日本獣医生命科学大学の先生
この三大学の学生さんと先生とがリアルタイムで
システム越しにつながっているというわけです。
さっそくですが、
「受信側(岩手)」の講義室はこんな感じになってます。
正面のスクリーンに授業のスライドが。
これば通常の講義と一緒ですね。
この場にはいない、送信側の先生が操作するのと
同じタイミングで画面が切り替わります。
そして奥の大きなモニターには、今まさに講義中の先生の姿。
写真では完全にはお伝えできませんが、
映像、音声、授業スライドがすべて現地と同じリアルタイムで
岩手大学の講義室に届いています。
一方、学生さんたち。
こちらも通常の講義とさほど変わりませんが、
資料がオンラインで配布されることも多いので
タブレットやパソコン、スマホを使う人が多いのが特徴です。
たまたま、今日の講義は初回という事で、
資料が紙媒体で配られたので
わたしもちょっとだけ見せていただいたのですが
ギョギョギョ~!
フルカラーで、まるで魚図鑑のような
わかりやすく綺麗な資料です…!
講義って集中しようとはがんばるものの、
長丁場だとどうしてもぼんやりしたり聞き漏らしてしまったりが
途中で出てきたりもしてなかなか大変ですよね…。
けれど、これはまるで資料に吸い込まれるように
不思議とするすると頭に入ってきます。
先生のお話も、専門的な話だけでなく、
登場する魚にまつわるちょっとしたトリビアや
食べ方、地域の食文化などのお話をはさんでくださるので
ほどよい緩急があり、ぼんやりする暇が全然ありません。
(ちなみに中央上部のから揚げのような写真は
ライギョの揚げ煮とのことです。)
最近では「VR(バーチャルリアリティ」も普及し始め、
3Dホログラム投影の開発も進んでいるとか。
先生も画面越しではなく、実際にそこにいるかのような
もっとリアルな遠隔講義も、いつかの未来ではあるかもしれませんね。