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試験フォーメーション

2018.02.08

先月末辺りに本格的な幕開けとなりました、H29年度後期末試験も終盤に差し掛かり、そろそろテスト勉強から開放された学生さんが出てくるころでしょうか。

さて、今期の試験の出来栄えはどうだったでしょう?
日頃の勉強の積み重ねの成果が遺憾なく発揮されたぜ!、とか、
張ったヤマが的中!これがポイントを押さえた勉強法ってやつ?とか、
神様仏様、どうか赤点だけは回避できますように・・・とか、
いろいろあるかと思いますが、そんな思いをすべてふっ飛ばしてしまう不正行為があります。

それが、カンニング。

学生が学ぶべき内容をしっかり修めているか、単位を与えるに相応しいかを計るこの試験において、カンニングはまさに最大級の不正行為に当たります。
なので発覚した場合のペナルティも大きく、当該科目だけでなく、その期のすべての単位が認められなくなります。

もちろん試験を実施する先生方としても、カンニング、若しくは疑わしい行為は取ってほしくないわけで、その対策の一つとしてなのでしょう、中にはこんな感じになっている教室がありました。

普段の教室は、こんな感じに机が並んでいます。
ファイル 2669-1.jpg
端から、1・2・2・2・2・1のフォーメーションですね。
この形で試験を行う場合、どうしても隣の人の回答が目に入ることが想定できてしまいます。
それを避けるためには、2列隣り合った机は片側しか使わない、という対策があるんですが、そうすると6列分の机しか使えず、人が収まりきらないという問題が発生します。

そこで編み出されたであろうフォーメーションがこちら。
ファイル 2669-2.jpg
1・3・1・1・3・1
このうち、3列横並びの真ん中を空席にしてやることで、すぐ隣に人がいる状態が0であるにも関わらず、使える机が8列になるという画期的フォーメーション!
工夫されてますね。

勿論このフォーメーションで試験をしたからといって、カンニングを疑ってかかっているわけではないですし、通常の並びだとしても、カンニング対策が不十分というわけではありません。
試験を受ける皆さんには、どんな状況であれ、実力を十分発揮して試験問題と向き合ってほしいなと思います。