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透視能力者に 俺はなる!

2016.11.04

どこかで聞いたようなタイトルで始まりましたが、あるモノを透かして視てみよう!
というプロジェクトが某所でスタートしました。

さてそのあるモノとは

「山」

果たして山をモノとして扱っていいのか悩ましいですが、とにかく山を透かして視て、内部構造を知ろう、というプロジェクトです。

簡単に言うと、山のレントゲン。
X線が宇宙線になって、骨が溶岩で、肉が火山灰、的な?

ということで、10月のある晴れた日、お隣滝沢市にある、岩手山青少年交流の家の裏庭に運び込まれたプレハブ1棟。

宇宙から降り注ぎ、偶然岩手山とプレハブに設置された観測装置を貫く宇宙線を観測することになるので、方向に気をつけながらの慎重な設置になりました。
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プレハブの中は3畳程度の広さでしょうか。
その左右の壁に、ケーブルがビッシリ繋がった板状の装置が設置されていて、これが観測装置だそうです。
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この小さな空間で、エアコン2基体制が取られているわけなんですが、
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これからこの場所で、暑い日も寒い日も、晴れの日も雨の日も、365日24時間体制で宇宙線待ち続けるわけですので、自然環境の変化に耐えるためには必要な設備といえるでしょう。

あ、もちろん機器用ですよ。
人は常駐しませんよ。
「月いくらもらえるなら常駐する?」なんて言って笑ってましたが、謹んでお断りさせていただきました。
(そのうち私の更新がなくなったら、よっぽどのオファーがあったものとお察しください)

この観測システム、設置したその日のうちにシステムの立ち上げまで済ませたそうで、その日から順調にデータが蓄積され、今では山の輪郭が確認できているとか。
この先山の中の姿がどこまで露わになるのか、そのデータがどういう形で活用されるのか、展開が楽しみです。

毒劇物調査が今年も始まりました

2016.09.30

昨年度は11月から開始したこの調査が、今年度もスタートしました。

どの学部の研究室・実験室でも適切に管理・使用されている「毒劇物に指定されている薬品」ですが、定期的に状況を調査させていただくことは、その管理水準を保つことにつながるというわけなのです。

その調査。
今年度の第1回目は農学部のとある研究室から開始です。

立ち会ってくださる先生へ「失礼しまーす」とご挨拶をしたのち、通されたのは

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薬品等の保管庫がある一室。
本学では、毒劇物に指定されている薬品を保管できるのは施錠可能で丈夫な器が条件のため、そういった部分も調査項目に入ってくるとのこと。この研究室の保管庫はしっかりしているため、即OKが出てました。

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調査時には、担当の技術職員さんが該当薬品を1本ずつチェック。
調査を受ける先生方はこの時一番緊張されるようです(^_^;;が、普段通り管理していただければそれで大丈夫ですので、ご心配なさいませぬように(^^)。

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薬品の使用実績簿なども併せて見せていただき、調査は無事終了、となります。

今後数か月かけて全学部の対象研究室を歩かせていただくそうです。関係する皆様におかれましては、ご協力のほど、よろしくお願いします(^^)。

ハローキティがサイエンスとコラボ?!

2016.07.28

学生のみなさんは試験期間中ですね。

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試験教室の前を通った時「あれ?いつもより人が多くない?」と言っていた先生がおられ、思わず笑ってしまいました。
普段の授業もレポートも大切ですが、期末試験も大切な関門の一つです。皆さん、頑張って取ってください、単位。

それと。
くれぐれも不正行為はだめですよー。
ちゃんと勉強してちゃんとミッションをクリアするよう努力してくださいね(^^)。

さて。
今日は本学を飛び越えて、こんなニュースを皆さんにご紹介したいと思います。

「「サイエンス×ハローキティ」発表会」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160727-00000047-minkei-l13

今、東北地方…特に岩手県では、直線型衝突加速器である国際リニアコライダー(ILC)の建設誘致に力を入れており、実現へ向けた様々な取組・活動を行っています。
岩手大学でも、理工学部で素粒子物理の研究ができる!のは基本として、例えば、学生教職員のみならず一般のみなさんと広く知識を共有をするための【加速器科学連続セミナー】を開催したり、ILC推進会議を設置したり、KEKと研究連携協定を結んだりといった動きでILCへの期待を高めているところです。

そんな中で飛び込んできた上記ニュース。
ハローキティがサイエンスの世界とコラボしたというのです!。
リンク先の画像を見ていただければわかりますが、ILC装置の一部「クライオモジュール」と呼ばれる部分を望遠鏡のように表現し、その上に乗るインテリジェンスなキティのリボンにはラグランジュ関数のℒが配されいるそうで…。

キャラクター開発を担当した高エネルギー加速器研究機構(つくば市)の高橋理佳さんの「サイエンスをイメージさせるキティということで最初は白衣を考えたが、物理学者は白衣は着ないので、白衣以外で科学を表現しようと服装や眼鏡などを工夫した。」というコメントがツボでした。

そして、ワタシ的には、大好きなキティがクライオモジュールとコラボを見せる日が来るとは…と、とても不思議な、でも嬉しい気持ちです。

「サイエンス×ハローキティ」グッズは8月15日から、ILC建設候補地の東北地区で先行発売開始とのこと。
ぜひ、岩手大学生協でもグッズ販売が開始になりますように!

正しく使おう RI

2016.03.18

例年この時期に開催されている、RI講習会。
岩大エキスでも2012年2014年に潜入なり受講なりをしてご紹介してきましたが、今年も例によって受講対象となりましたので、今週の月曜日、しっかりとお勉強してまいりました。

講習開始の午前9時が近づいてくると、受講生達が入り口に列を作り始めました。
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大体全員入り終えたかな―、って辺りでざっくり数えてみたところ、全体で65名ほど。そのうち新規が30名ほど、といった所だったでしょうか。
毎年のことながら、岩手大学でもこれだけの構成員がRIを利用して研究を進めているんだな―、それだけRIが世の中の役に立っているんだな―、と感じます。

定刻になると、配布された資料を元に講習は進みます。
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こちらで計5種類、70ページにもなる資料群で、ほぼ全域にわたって講義が行われます。
全員必須の午前の部は法令関係がメインだったので、おおよそ昨年と同じような内容になってますが、その中にも、昨年都内で発見された放射性物質の報告例だったり、今年5月に開催される伊勢志摩サミットに関連して、原子力規制委員会や警視庁から通達のあった「伊勢志摩サミット等に開催に伴う原子力事業所等の施設・設備の保安管理体制及び保安確保について」など、新しい内容が盛り込まれてきています。
やはり扱うモノがモノだけに、社会情勢なども内容に反映されてきますね。

会場内には資料のほか、サーベイメーター
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も置かれていました。
初回受講者対象の午後の部で説明されたのでしょう。
私も数年前、目にした覚えがあります。
ええ、覚えてますとも。

また、室内二箇所にはカメラの用意も。
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出張などで、どうしてもこの日に受講できない対象者は、日と場所を改めてビデオ受講してもらうための物だとか。
とは言え、以前この形式で受講した経験者に聞いたところ
「事務室横のロビーみたいなところで、3時間ずっと画面見とるのはしんどいわー」
とのことだったので、この講習会は極力都合をつけて参加したほうが良いようですよ。

放射線は、正しく使うと非常に有益ですが、使い方・扱い方を誤ると甚大な被害が発生する恐れがあります。
その認識を再確認する意味でも、とても有益な講習会でした。

NEW COMER

2016.02.16

修論審査会について、昨日緑Bloggerから記事が上がりましたが、この修論や卒論を仕上げるため、一部の理系学部の学生さん達は足しげく通ったのではないでしょうか?電子顕微鏡室に(^^)。

その電子顕微鏡室に、最近、新しい仲間(装置)が登場したそうで…!それが、これ。

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AFM。何の略か分かりますか?。エフエム秋田ではありません。

Atomic Force Microscope。
そう、原子間力顕微鏡のの頭文字を取ってAFMなのです。

高さ50~60cmのケース内にそっと納まっているこの装置が、最新型のAFM。かなりコンパクトなのに、かなり高性能だというのです。

ところで、AFM(原子間力顕微鏡)って何?どうやって測定するの?。
そう思われる方も多いと思います。もちろん、ワタシも分からず。

そこで、電子顕微鏡室担当の技術職員さんに解説していただいたところ、

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AFMというのは様々な物質の表面状態を測定する装置だそうで、探針と呼ばれる小さな針のついたカンチレバー部分と測定したい試料とを究極に近づけると探針先端の原子と試料表面の原子との間に引っ張り合ったり反発し合ったりする「非常に小さな力」が生じるため、その力を計測すると表面の凸凹具合が分かるのだ、と教えていただきました。

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なるほど、分かりやすい!
そして、こうやって装置の使い方だけじゃなく原理なども教えていただけると測定したデータの意味も良く分かりますねー。
ありがたいことです。

ところで。
実際測定したデータってどんな風に見れるのでしょうか?。
無理を言って見せていただきました。

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「ちょっと待ってねー」
と、準備をしてくださるお二人の技術職員さん。

で、結果がこちら。

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こんな風に鮮明に表面の様子が表示されるんだー!何と面白い!。
結晶の方向だったり状態だったりが、とても分かりやすいですね。

この新しいAFMは、新年度4月より本格稼働させるとのことでした。
ぜひ使いたい!と希望される研究室は、電子顕微鏡室までお問い合わせください。

また、お忙しい中、取材協力をしてくださったお二人の技術職員さん、ありがとうございました!。

◆岩手大学 電子顕微鏡室
 http://www.ciaiu.iwate-u.ac.jp/denkenHP/index.html

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